2007年10月24日
トリーター:今井

展示の工夫

生き物は一日 24時間の昼夜のリズムで、体内の環境を積極的に変化させる機能を持っています。
私たちの体温やホルモンの分泌など体の基本的な働きは、光や温度変化のない条件でも、約 24時間のリズムを示し、これを「生物時計」と呼んでいますが、目から入る光によって、季節の移り変わりや海外での時差ボケを補正しています。

相模川ではアユ釣りのシーズンも終わり、産卵を終えたアユたちは、約一年の一生を終えているところですが、「相模の海」ゾーンのアユは元気に泳いでいます。
実は、アユたちには申し訳ありませんが、照明時間を長くすることで、いつまでも夏だと勘違いさせているんです。
秋に産卵するアユは昼間の長さが長いままなので、産卵をせずに長生きするのです。

アユアユ

相模湾ゾーン

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