2008年10月22日
トリーター:大内

ひと足お先に・・・ 。

朝、晩と涼しくなって、だいぶ秋めいてきましたね。
食欲の秋です!みなさんのご家庭でも、鍋をしたという方がいるかと思います。
鍋にはいろいろな種類がありますよね?

よせ鍋  キムチ鍋  もつ鍋

などなど、みなさんはどんな鍋の具がお好きでしょうか?
白菜や豆腐、キノコなんかもあります。
日本各地には、さまざまな魚介類を使った鍋料理があるんです。きょうはそんな鍋の具として使われている魚たちを紹介したいと思います。

まずは高級魚として知られるフグ。
「ふぐちり」や「てっちり」という名前で知られる鍋料理がありますが、このフグみなさんもご存知の通り、毒があります。この毒を取り除かないと食べれません。
またフグの毒は、種類によって毒が含まれる場所が違います。
身や皮、白子まで食べられる種類もいれば、身すら食べられない種類もいます。
しかし養殖で育ったフグには、毒がないといわれています。フグの毒は、フグが自然界で成長していく過程で食べる餌によって体内に蓄積されたものなので、養殖で人工的に育てられたフグには毒がないとされています。
どちらのフグを食べるにしろ、ちゃんとした資格を持った人の調理のもとで食べることをオススメします。

さてこのフグに対して挙げられる魚にアンコウがいます。
よく「西のフグ、東のアンコウ」なんていわれています。
アンコウ鍋は、福島県南部から茨城県沿岸の伝統料理とされ、それが全国に広がったといわれています。
アンコウは深海魚で見た目はグロテスクですが、とてもおいしい魚です。特にアンコウの肝臓は「海のフォアグラ」と称されるほどです。
しかし、調理の際は苦労させられます。
フグのように毒があるわけではないのですが、とても捌きにくいのです。
体全体が柔らかくヌルヌルと粘性があるので、まな板の上では捌きにくく「つるし切り」という独特の方法で捌きます。

どうしてもまな板の上でで捌きたい!!

という方、私もやってみたことはあるのですが、相当苦戦します。ケガをしないように注意をしてください。
その前に、アンコウを捌く機会なんてなかなかないですね。

その他にも全国にはクエやサバ、アナゴを使った鍋料理なんていうものもあるそうです。
みなさん、今晩はひと足早く鍋にしてみませんか?

トラフグトラフグ

相模湾ゾーン

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