年間パスポートをお持ちの方、パソコンで“えのすい”ホームページをチェックされている方には今更という情報です。
当館では、毎月テーマを変えて展示するという「テーマ水槽」なるものがあります。
11月は私の担当。少しだけ内容をご紹介いたします。

漁港などには、川から流れ着いた葉っぱや木のくずなどが、ゴミに紛れてけっこう浮いています。
そのゴミのたまり場をじーっと見ていると、波の揺れに合わせてはいるものの、明らかに不自然な動きをする物体をみることがあります。
一見葉っぱや木くず、木の実のようにみえますが、よーく目を凝らすと、魚なんですね。
このように何かに姿かたちを似せることを“擬態”といい、敵の目を騙しているんです。

生物たちが厳しい自然界を生き抜くためには、びっくりするような生き残り戦術があります。
今回私が担当するテーマ水槽のテーマは、「生き残り戦術」。
擬態のほかにはどんな生き残り戦術があるでしょう。

みなさん、ぜひその目で騙されてみてください。