2010年05月24日
トリーター:北田

シロウリガイはじめました


化学合成生態系水槽では、先の航海にて採集された相模湾のハオリムシ、シロウリガイの展示飼育を始めました。
現在ハオリムシは、まるで花が咲いたかのように赤いエラを出しています。
シロウリガイも泥に潜り始めました。
これまでのシロウリガイの最長飼育記録は約 2か月ほど、これでもすごいことなのですが・・・ 。

当館では潜水船によって採集された深海生物の飼育を数々おこなっておりますが、意外と近く相模湾の深海生物の方がが難しいと私自身思っております。
特にこのシロウリガイです。
水槽に入れて元気にしていても、突然調子を崩してしまったりします。
相模湾の化学合成生態系、湧水域を伝えるならば絶対に欠かすことのできないシロウリガイ。
どうのようにすれば元気に過ごしてくれるのでしょうか?
今回もまた条件を変え、飼育に挑戦しています。
ぜひシロウリガイの赤い水管を見てあげてください。

いつかは「アサリ」くらい誰もが知っている二枚貝になって欲しいです。

シロウリガイ (C)JAMSTEC シロウリガイ (C)JAMSTEC

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

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