2010年07月11日
トリーター:唐亀

小窓の小話「シマウミスズメ」


小窓水槽にいる魚たちで古株なトゲチョウ、アケボノチョウ、チョウハン、トノサマダイたちチョウチョウウオ。
それとシマウミスズメ、ノコギリヨウジ。
このメンバーは 2008年の秋にやってきた魚たちです。
きょうはシマウミスズメのお話をいたしましょう。

クラゲ生産室(クラゲを世話しているバックヤード)に小さな魚がおりました。なんでもプランクトンネットに入っていたという「何かの稚魚」たち。その中の一匹は明らかにハコフグの仲間で、頭と尻に二本ずつツノがありました。
しかし、大きさは 5mm位で模様は無く透明、体のほとんどは目玉でした。
稚魚図鑑で調べてみると、こんなに小さなうちからツノをはやしているのはシマウミスズメ位と云う事でした。
小窓に初めてお目見えした時には無かった模様は、お披露目してややしばらくすると目立って現われました。
ツノはあっても丸みを帯びた体型がかわいらしく、当時のお客さまからは、
「かわいい」
「こんなんで生きてるなんてすごいね」
などとの感想をいただき、ファンがついていたほどです。
今ではまだまだ小さいですが、体も厳つくなって顔つきも某有名漫画に出てくるかまいたちのようで、かわいいというより、ユーモラスな感じに成長しています。
ミンチや冷凍ブラインシュリンプを食べて成長中です。
あたたかく見守ってくださいね。

シマウミスズメシマウミスズメ

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