2011年04月23日
トリーター:植田

今年も季節は巡ってきました


私がこのコーナーでちょくちょく紹介させていただいていることに、海辺での採集・収集活動とそのとき見られた生きもののようすがあります。
春夏秋冬季節は巡り、季節ごとに海辺や海中もようすが変わります。
見られる生き物が変わることは、このコーナーの愛読者の方ならもうすっかりご存知のことと思います。
水族館の中に季節を持ち込むのはとても楽しいことです。

20日の日は私にとっては今年初めてのアマモ場採集に出かけた日でした。
例年この時期になると大潮の最干潮時刻が昼間となります。その時間帯に合わせて海岸に出かけ、アマモ場に入ってタモ網でしばらく「ガサガサ」やってみます。
そうするとアマモ場特有の小動物たちが網に入ります。
ツノモエビ、ウミセミの仲間、イトギンポ、ヨウジウオ、キヌバリ・・・。網に入った生きものたちのほんの少しを「藻場の生きものの代表者」として、水族館にやってきてもらいます。
今年もアマモ水槽で体長 7cmほどのキヌバリの幼魚 10匹の群れを見ていただくことができるようになりました。

アマモ水槽のキヌバリアマモ水槽のキヌバリ

相模湾ゾーン

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