2012年02月07日
トリーター:笠川

私が似ている魚


北海道のおたる水族館からやってきた冷たい海のアイドル的存在の魚、あの魚が展示に出た日の他愛も無い会話でした。

「笠川さん、似ているよね~??」
「おぉ~似とる!似とる!」
「そうですかぁ~
でもそれって丸いってことですよねぇ~
まぁ~かわいくて大好きな魚なんですが・・・
なんか複雑ですよねぇ~
フウセンウオに似ている女性って・・・」
「あはははは~」
「まぁ、かわいくて人気者ってことにしましょう(笑)」

そう!
私が似ている魚の正体は、つい先日展示が始まった、フウセンウオです。
ダンゴウオ科に属する北方系の魚で、ぽてっと丸い体に、なんとも愛らしい顔つきをしています。
日本には、ダンゴウオ科に属する魚は 10種生息しているようです。
例えば、江の島でも冬の寒い夜の磯で採集できるダンゴウオ、私が似ているフウセンウオ、イボダンゴ、ナメダンゴ、ホテイウオ、コンペイトウ(名前からして気になっちゃう感じですよね)などなど、どれも魅力的な仲間たちです。
腹びれが変形した吸盤で、ペトッとくっ付いている姿もなんともいえないかわいさです。
展示に出ている個数が全部ではなく、数匹バックヤードにもいるのでが、指を差し出すと、口をパクパク、指を動かすと、一生懸命尾びれを振ってついてくる個体がいて、何ともかわいいです。
ず~っと見ていても飽きません。

人は丸いものが好きなんでしょうね~
かわいいと思うでしょうね~
お客さまの反応や意見を聞いたりすると、やはり、魚だと、ハリセンボンなんか人気ですね~ 
クラゲだと、やっぱり、ミズクラゲが人気ですね~
今、聞いたら、きっとフウセンウオがダントツかもしれませんね。
スタッフの中でもアイドル的存在です。

まだ自分の目で見ていないという方、実物は写真よりかわいいです。
ぜひ、ゆっくりじっくりご覧になってください。

フウセンウオフウセンウオ
※フウセンウオの展示は終了しました。

太平洋

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