2012年03月18日
トリーター:加登岡

餌当番


イルカたちの餌は
サバ・サンマ・シシャモなど、私たちの生活になじみの深いものを使っています。
おいしそうと思ったそこのあなた・・・
私もそう思いながら餌の準備をしています!笑
その他にもタラやイカ、さらにはニシン、あまりなじみのないものでは、イカナゴなども与えています。
バンドウイルカたちは、この餌をだいたい一日に 10~ 15kg食べています。オキゴンドウでは 20kg以上も。
一日に使う餌の量も約 230kgと、大量の魚を与えてます。サバで約 70kg、サンマで約 50kg消費します。この量をイルカ・クジラ合わせて 14頭でたいらげてしまうんです。
人間ならこれだけの量食べるのに何日かかるんだろう・・・(^^;)

魚の切り方もさまざまで一匹丸ごと与える個体もいれば、半分に切ったり、5等分にしたりといろいろ使い分けています!
時には 10cmくらいの大きさしかないチカを 4等分に切ったりもします。一匹当たりの重さが軽いので、これを 3kgや 4kg分切るとなるとかなり大変です。
餌の量や種類は、イルカの体長と体重から一日に必要な摂取カロリーを計算して決めています。しっかりと計算された食事・・・自分はカロリー気にせずご飯食べてます(笑)
“えのすい”では冷凍した魚を餌として使っています。冷凍することで長期保存ができ、また魚に着いた寄生虫を殺す事が出来るんです。しかし、冷凍してしまうとビタミンが壊れてしまいます。そこでビタミン剤を餌に混ぜて与える事で補っているのです。

イルカたちの健康管理をするために体温を測ったり、採血をしたりさまざまなことをしています。その中の一つとして食事も大切なんです!!

どんな餌を与えているかみなさまに見せる機会があまりありませんが、ショー中にトリーターが腰につけているバケツの中に入っているので見えたら見てみてください。たぶん見えないと思いますが(汗)
ただし席を立たないでくださいね。あくまで座ったまま見えたらのお話です(笑)

イルカ達の餌イルカ達の餌

イルカショースタジアム

RSS