2013年02月21日
トリーター:唐亀

ワレワレワレカラ


連公休明けの今朝、水槽を見回っておりましたら「えっ?」ということがありました。
「冷たい海、暖かい海」ゾーンの並びのロブスターを収容している水槽にカニかごがレイアウトで入っているのですが、その表面がゆらゆら動いているのです。
よーく目を凝らして見てみると 1cm~ 2cmほどの異形の生き物が・・・。

かつて小窓水槽の担当だったとき、ぜひ展示したいと採集してきたもののあまりうまく飼育できずに断念した生き物「ワレカラ」。
定置網に乗船するとそのロープやブイ、網にびっしりと取りついていて盛んに腹筋運動の様な動きをしているやつらです。
カマキリとかナナフシをモチーフにしたクリーチャーのような容姿で、そのまま大きくするだけで特撮SF物の宇宙海獣として起用できそうな姿と動き。
なかなか魅力的なのですが、近くにいたSトリーターに見せたら
「気持ち悪い」
といわれてしまいました・・・。

定置網にあれだけついているのですから、海底のカニかごにもついているのかもしれませんね。
そして彼らは見ているといろいろな動きを見せてくれます。
先程の腹筋運動のほか、尺取り虫のような動きで移動し、仲間同士で小競り合いをしてみたり取っ組み合ったり。
案外見ていて飽きないのですが、問題はどこから来たのか。この水槽、この所外部から何にも入れていないんですよね。
まさか宇宙から・・・。

ワレカラワレカラ

太平洋

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