2013年11月05日
トリーター:唐亀

ツマジロモンガラ

ツマジロモンガラツマジロモンガラ

通称ジャブジャブ池(相模の海ゾーン 2F フォトコーナー前)に二匹のツマジロモンガラを収容しました。
今年の季節来遊魚採集で採集したものですが、モンガラの仲間は気が強いので季節来遊魚水槽には収容できません。相模湾でも記録があるので思い切ってじゃぶじゃぶに出してみました。
収容してすぐ、それぞれ体長 5cmほどと 4cmほどと小ぶりながら、物おじすることも無く擬岩の亀裂の所に巣を構えました。
じゃぶじゃぶ池を向って左上の石を組んだあたり。そこにはソラスズメダイの縄張りがあったのですが、張りあいながら気に行った所に陣取りました。

モンガラの仲間は海で出会うと、まずこちらに向いて凝視してきます。そしてこちらを敵とみなすとすぐに穴に頭から入り込みます。
この時、背びれと腹びれのトゲを立ててつっかえ棒として体を固定します。こうなると尾を引っ張って引きずり出そうとしてもガンとして抜けません。
そして、しばらく刺激をしないで傍観しているとそろそろとバックして穴から出てきますが、ちらっとこちらを見つけるとすっと穴に戻ってしまうのです。
そのさまは小憎らしくもあり、かわいくもあります。
こんな感じなので、採集にはちょっとした知恵比べが必要になってきます。
以前発見の小窓水槽にいたキヘリモンガラも同じ感じです。
因みにキヘリモンガラは小窓を卒業後、体も大きくなった上、大変乱暴者(もともとですか)なため、現在バックヤードで単独飼育中です。人に平然と噛みついて来るのでじゃぶじゃぶにと思ったこともありますが、絶対被害者が出る事請け合いなので出せませんでした。
でも元気でくらしています。

ツマジロモンガラは尾の先が白いので良く探すとすぐに見つかると思います。
隠れキャラ的に探してみてください。
ただ、小さい方は最近大水槽側に出て行ってしまい、ちょっと見えない亀裂に巣を構えました。
餌を与えるとつつましやかに食べていますが、自分よりはるかに大きなメジナなどは怖いようで、すぐに亀裂の中に入ってしまうので見ることはできないはすが・・・。

相模湾ゾーン

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