2014年02月08日
トリーター:加登岡

アピールプレイ

バンドウイルカ「シェリル」バンドウイルカ「シェリル」

“えのすい”のイルカたちは身体を触ってもらうのが大好きです。
こっちから触ろうとすることもありますが、イルカたちの方から触ってほしくてやってくることもあります。今回はそんなメンバーの体触ってほしいアピールを紹介します。

ミレニー」、「マリン」(バンドウイルカ)はアクリルガラスの掃除をしている時に体を撫でてもらいによくやってきます。
「ミレニー」たちは掃除をしているトリーターを見つけると、そっと近づき、目の前で体を浮かせながら減速します。撫でてもらえなければそのまま通過し、再度プールを一周してチャレンジしてきます。そこでトリーターが撫でてくれたらしめたもの。こちらは掃除がなかなか進まなくて困りますが、二頭はそんなことおかまいなしで尾びれを撫でてもらってご満悦なのです。

シェリル」(バンドウイルカ)はショーの出番待ちの間に、浅瀬に体を横にして上がってきます。この時、目をつぶりながら上がって来てトリ―ターを待っています。その姿がまるで
「はい、体撫でていいよ」
といっているように見えて面白いです。
なかなかトリーターが来ないと少し目を開けこちらをチラ見し、人がいるのか確認します。
撫でてもらえると気持ちよさそうにまた目を閉じてリラックスするのです。

ピック」(バンドウイルカ)は体を撫でてもらうよりも水をかけてもらうのが好きなので、トリーターがホースの近くに立っていると、水かけてくるのを期待してずっとスタンバイしています。
特に口の中に水をあててもらうのが好きで、大きな口を開けてアピール!!
そんなに期待していたら水をかけてあげないわけにはいけませんよね(笑)。「ピック」はとってもおねだりじょうずです。

ビーナ」(ハナゴンドウ)はいつ体を撫でてほしいのかなかなかわかりにくいです。
近くに寄ってきて何かしてほしそうな目で見てくるので撫でようとすると、違ったらしくどこかに行ってしまいます。
また、同じように近づいて来たら今度は撫でてほしいらしく、触らせてくれます。
ほかの子が撫でてもらっていると興味ありげに近づいて来るけれど、触らせてくれないこともしばしば。
「ビーナ」を撫でられたらラッキーです!

逆に「セーラー」(オキゴンドウ)はとてもわかりやすいです。
遠くにいてもトリーターを見つけると撫でて欲しい時は近くまでやって来て、プールの縁で頭を擦ってかゆいアピールをしてきます。
その後はずっとこちらを見つめて撫でてもらえるのを待っています。
「セーラー」はとにかく体を撫でてもらうのが大好きで、他の子を撫でている時でも、大きな体で割り込んで来て撫でてもらおうとします。

イルカたちとは会話をすることはできませんが、目で何かをうったえたり、行動で示したり、こちらにいろいろな方法でアピールをしてきます。そういったことを読み取っていくことで、相手のことを理解し、信頼関係を築いていきます。
ぜひみなさんも“えのすい”に遊びに来た時には、イルカたちの目を見て、何を考えているのか想像して見ると面白いかもしれません。

イルカショースタジアム

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