2014年03月23日
トリーター:冨永

魚の赤ちゃん

ハマクマノミハマクマノミ

こんにちは!きょうは、先日、神応トリーターの日誌でもピックアップされていた卵の話をちょっとだけします。
水族館には大きな魚から小さな魚まで、さまざまな種類の魚たちが暮らしています。
そんな魚たち、水槽の中で卵を産んでくれることがあります。
卵を産んでくれることは、水槽の中の環境が安定しているのかな、と思いとても嬉しいのですが、困ったこともあります。。。
大水槽などを見てもわかるように、水槽の中にはいろいろな種類の魚がいます。
一種類の魚が卵を産んでふ化しても、他の魚に食べられてしまったり、水槽の中の水流に流されてしまうこともあります。そのため、ふ化した仔魚を安全な水槽に移さなくてはいけません。その産まれた仔魚を無事に回収することがとても難しいです。

さて、先日ご紹介されていたハマクマノミの卵ですが、親が一生懸命世話をしたこともあり、順調に成長していよいよふ化の時をむかえました。
きっときょうに違いない!と日にちを決め、回収に取りかかります。
クマノミの卵は夜の暗い時にふ化をするので、閉館後に卵の上にトラップを仕掛けます。
暗い水槽をじーっと見ながら、今か今かと待っていましたが、、、、ふ化しない、、、。
今にもふ化しそうな卵たち。でも、結局その日はふ化しませんでした。
次の日、あきらめずに再度挑戦すると、ふ化しました!
小さくてかわいい仔魚です。
その仔魚を大事に大事に回収し、育てています。
産まれてすぐ環境が変わってしまったので大きく育てられるか不安もありますが、頑張りたいと思います。そしていつか、生まれの魚たちをたくさんご紹介できたらなと思います!

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