2014年03月24日
トリーター:城戸

みなさまに成長を見守っていただいていた 2014年 1月 8日生まれのフンボルトペンギンの雛ですが、残念ながら 3月 23日に他界いたしました。

3月に入り、ふ化後 50日を超えました。
この頃は、一旦体重増加が止まる時期にあたります。今回の雛も今までの雛たち同様に体重増加が止まりました。
またこの時期になると、親も巣立ちを促し始めます。
それに伴い、親が巣の外へ誘うような行動も見られ、雛が巣の外をウロウロしているようすも見られていました。
その後、通常であれば再び体重の増加が見られるところですが、今回は大きく体重が減少しました。
体力低下を懸念して、親ペンギンだけでなく、係員からも餌を与えていましたが、残念ながら、回復させることができませんでした。

雛を一生懸命育ててくれた「ハク」と「セサミ」は、最後の最後まで羽づくろいをしたり、雛に寄り添っていました。

前回の石川トリーターの日誌にもありましたが、産卵しても無精卵であったり、うまくふ化する卵は少ないです。
そんな中、誕生した命でしたので、繋いでいかなくてはと思っておりましたが、一人立ちさせることができませんでした。
死亡した原因は現在究明中ですが、今回学んだことは、次に誕生する雛に活かしていく所存です。

ペンギン・アザラシ

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