2014年04月19日
トリーター:笠川

小さな小さなワンルームから眺め最高の大豪邸へ

タイマイタイマイ

きょうは、4月 19日。『飼育の日』です。
“えのすい”でもさまざまな生き物たちを飼育しています。
つい先日、4月 16日に新江ノ島水族館は開館 10周年を迎えました。これもみなさまのおかげです。ありがとうございます。
それに合わせて、新しい施設がオープンしています。
『ウミガメの浜辺』です。
今までは、寒くなる冬場はウミガメたちの展示をお休みしなくてはいけない状況でしたが、新施設では年間通してウミガメたちに快適な環境を維持できるようになりました。
ウミガメたちも、私たちも、お客さまたちも、本当に嬉しい限りです。
外観も随分変わりました。
目の前の相模湾、富士山、江の島を眺めながら、ウッドデッキのスロープを下りて、ウミガメたちをゆっくり見ることができます。
植物も増えました。
(余談ですが、最近は日が随分伸びてしまったので照明が点灯されないことが多いのですが、夕方、ライトアップされるとかなりいい雰囲気のロマンティックロードになります。)
何よりウミガメが 3種類展示できるようになったのがよかったです。
アカウミガメとタイマイは、気性が荒く、咬み合いのケンカがすぐに始まってしまうので、前のプールでは一緒に何個体も展示することは不可能でした。
でも今はそれぞれのスペースが確保できるようになったので、3種類ともみなさんにご紹介できています。
タイマイは、初のお目見えです。
ウミガメたちもバックヤードの小さな小さなワンルームから眺め最高の大豪邸に引っ越した感じです。羨ましいです。
解説もとても充実しました。
今回は個々の特徴や名前も紹介されています。
見分けができるようになったら、あなたもウミガメ通です。
まずは、アオウミガメ、アカウミガメ、タイマイからいきましょうか。
個人的にタイマイを見ると、烏天狗に見えて仕方がありません。私だけでしょうか(笑)。
アカウミガメは、頭がず~んっと大きくズングリしています。赤茶色なのですぐわかります。


アカウミガメ

アオウミガメは、多くのみなさんがイメージするウミガメかと思います。


アオウミガメ

それぞれの個体は、大きさや甲羅の色や形など、自分が見分けやすいポイント、特徴をつかむと区別できるようになります。
ぜひ、チャレンジしてみてください。

ウミガメの浜辺

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