2014年04月21日
トリーター:岩崎

ハナダイとスミイカ

コウイカコウイカ

先日久しぶりに小田原の定置網漁に乗船させていただきました。
少し肌寒さは残るものの、春の気配を感じるような夜光虫がきらめく海。
小田原名物のマアジをはじめ、イシダイ、ホウボウなど、さまざまな種類の魚が網に入っていました。
“えのすい”にはコウイカやチダイなどをわけていただきましたので紹介いたします。

コウイカは今が旬のおいしいイカで、同じ水槽で飼育しているカミナリイカに似ていますが、背中にキスマーク模様がないことで見分けることができます。
コウイカは驚くと大量の墨を吐き出して、水槽内を真っ黒にしてしまうことがあります。
まさに「墨イカ」。
大慌てで水槽の海水を入れ換えます。
セピア色の水槽にたたずむイカもなかなか味があって面白いのですが・・・。
ちょっと大変なことになってしまうのです。


チダイ

これからの季節旬を迎えるチダイのことを、相模湾では「ハナダイ」と呼びます。
チダイはマダイに色や形がよく似ていますが、鰓ぶたの後側に赤い縁取りがあることで簡単に見分けることができます。
網の中でもよく目立つ、鮮やかなピンク色の美しいチダイを見かけると、つい掬いたくなってしまいます。

旬のコウイカとこれからの季節に旬を迎えるチダイ。
沿岸水槽に展示していますので探してみてくださいね。

相模湾ゾーン

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