2016年06月25日
トリーター:角張

水を漂うダイヤモンド

ギヤマンクラゲギヤマンクラゲ

ここ数日はジメッとした日が続き、梅雨もいよいよ本番といった感じでしょうか・・・
ジメジメした空気も、透明で涼しげなクラゲたちを見ていると忘れられる気がします。(私だけでしょうか・・・ ?笑)
きょうは、“えのすい”にたくさんいるクラゲたちのなかでも、特に透明感の高いクラゲをご紹介します!

そのクラゲは、ギヤマンクラゲです。
今上陛下のご研究に展示しています。

その姿は、まさに「シンプル イズ ベスト」。
「ギヤマン」とはオランダ語やポルトガル語でダイヤモンドやガラス製品を意味し、その名前に負けないくらい美しく、見ていて飽きません。

実はこのギヤマンクラゲ、江の島や水族館の近くの漁港によくいる身近なクラゲなんです。
私がえのすいトリーターになって初めて採集したクラゲもギヤマンクラゲで、大好きなクラゲのひとつです。
現在、展示しているクラゲはすべて天然もので、傘の直径が 5cmくらいの見応えのあるサイズですよ!
傘の真ん中から伸びている細長い口が揺れているようすは、ガラスの風鈴になんとなく似ていてます。

今上陛下のご研究の水槽は、ギヤマンクラゲが一番きれいに展示できる水槽だと自負しておりますので、みなさんぜひ足を止めてください!!!(笑)
また、反対側のクラゲサイエンスでは、ギヤマンクラゲの生活史をご覧いただける展示もありますのでこちらにも注目してみてくださいね。


・・・天然ものといえば、今年も東京湾でミズクラゲ採集をおこない、クラゲファンタジーホールに立派なミズクラゲが仲間入りしています!


さらに、先日、掃除をしましたのでピカピカです!
ゆったりと漂い、拍動するクラゲたちにぜひ会いに来てくださいね。

皇室ご一家の生物学ご研究

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