2016年10月07日
トリーター:杉村

今週のおすすめ

ノコギリザメノコギリザメ

とても凛々しくカッコいいサメ
ノコギリザメ
水深 100~ 800mの深海底で生活しているサメの仲間で、底引網漁で採集されました。
吻先にはその名の通りチェーンソーのようなノコギリが付いています。
このノコギリ状の吻を左右に振って、餌生物である魚類や甲殻類などを捕えます。
とても鋭いノコギリになっているため、水槽の搬入する時にトリーターが誤って怪我をしてしまったほどです。

おとぼけ顔で縁起の良さげな「エビスダイ」


ノコギリザメと同じ水槽で飼育中の、目が大きく、鎧のような硬いウロコをもつ赤い魚です。
水深 100~ 300mで生息している深海魚で、とてもおいしい魚です。
とても大きな眼でいつも遠くを見ているような・・・しかも口がちょっと開いていて・・・、そして、餌の時間になると水槽の上に居るトリーターをジーッと見つめてくる。
そのくせ、5~ 8cm位のキビナゴなどの小魚をバクッ大胆に丸呑みしてしまいます。
そのギャップがかわいいところです。


小さいころから・・・
ハシキンメ

ハシキンメもエビスダイたちと同じ水槽で飼育している深海魚です。
顔はエビスダイと違って強面、ハシキンメの口もちょっと開いていますが、割増しの悪顔に見えます。悪顔ですがとてもおいしい深海魚です。
水槽の中にいる 12~ 15cmのハシキンメは、4年ほどの前の底曳き網漁で採集され、水族館にやって来ました。その時の大きさは、5cmほどでした。
数か月の間餌を食べずに苦労しましたが、一度食べ始めるとみるみる大きく育って今ではここまで大きくなりました。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

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