2018年01月21日
トリーター:冨永

どこにいるかな?

通称 じゃぶじゃぶ池通称 じゃぶじゃぶ池

みなさんは、毎日おこなう日課はあるでしょうか?
私たちは毎日、水族館にくると必ず水槽の見回りから一日が始まります。朝の日課という感じで、魚たちの健康チェックや水槽の汚れを確認していきます。私は、だいたい 1階の水槽から見回りを始め、最後に 2階へと上がっていきます。そして、見回りの最後には入口を入って左側の水槽(通称 じゃぶじゃぶ池と呼んだりします)にいるキヘリモンガラに「おはよう」と声をかけたりします。

私はこのキヘリモンガラにちょっと思い入れがあります。私が“えのすい”で魚たちの飼育をするようになって初めてガブリッ!とされたのがこのキヘリモンガラでした。原因は、私がうっかりキヘリモンガラの水槽に手を入れてびっくりさせてしまったから、、ごめんなさい。。

旧小窓水槽で展示していたキヘリモンガラ、その後、暖かい海やキッズ水槽にお引越ししたのち、現在の水槽にやってきました。どこにいても気になる存在のキヘリモンガラ。今年で“えのすい”にやってきて 10年以上になります。
夕方になると自分の気いる場所を見つけて休んでいることが多いのですが、きょうの夕方はちょっと変わった場所でお休みしてました。それがこちら↓ どこにいるかわかりますか?


拡大するとこちら↓

綺麗に岩にはまってますね。これでゆっくり休めるのか少し不安ですが、本人は気に入ったようでした。これからも長生きしてほしいです。みなさんもキヘリモンガラをぜひ探してみてくださいね!

そして、このキヘリモンガラと同じ水槽にいる魚をもう一匹ご紹介します。その名はヒメテングハギ。最近、私が仲良くなれたらなぁと少しずつ距離を縮めようとしている魚です。
このヒメテングハギもキヘリモンガラと同じく旧小窓水槽で展示を開始し、“えのすい”にやって来て 10年ほどになります。通称じゃぶじゃぶ池では恐らくいちばん体が大きな魚ですが、とにかく控えめで繊細な性質、いつも岩の陰に隠れて外を覗いています。

初めは近づくだけで岩場の奥の方へ逃げてしまうこともありましたが、最近では手からご飯を食べてくれたり、頭にある立派な角にも触らせてくれるようになりました。

少し探すのが大変かもしれませんが岩のすき間からじっと見ているヒメテングハギを探してみてください!

相模湾ゾーン

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