2018年01月29日
トリーター:小谷野

光るらしいホヤ

今朝、江の島定置網に入り、“えのすい”にやってきました!
ヒカリボヤ科の一種。
外観は透明なスポンジまたは、透明のかりんとう・・?
触るとコリコリしたゼラチン質で、ばらばらっと崩れます。
日本で見られるヒカリボヤ科のなかまで最もよく見られるのはヒカリボヤで、全体がうっすら桃色です。
一見、1匹に見えますが、何千もの個虫が集まって群体を作っています。
日本プランクトン図鑑(なんと昭和34年発行!)によると、ヒカリボヤならばその個虫に刺激を与えると強烈に光るとか。

そこでやってみました。光ります!たしかに白く。
でもその光り方は、

小谷野 「崎山さん!今光りましたよ。見ましたか?」
崎山 「見えなかった!もう一度やってみて。」
小谷野 「わかりました。ではもう一度!はい、今光りました!!」
崎山 「見えなかった・・・。小谷野さん、ずるい!!!」

という感じでほんのわずかな光です。
おそらく、輸送中などに持っていた光のもとを使い切ってしまったものと思われます。
写真撮影はまた次回、挑戦します。

深海Ⅰで展示中です。
ヒカリボヤ科の一種はプランクトンのため浮遊させています。
飼育は難しく、短期間の展示になるかもしれませんのでお早めにご覧ください。

※展示は 2018年 2月 1日をもって終了いたしました。


深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

RSS