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研究発表

オタリア、高齢個体のショー参加について

2011年09月 第143回 関東東北ブロック動物園技術者研究会(日本動物園水族館協会)
櫻木 徹 他



オタリア、高齢個体のショー参加について

○櫻木 徹 ・ 秋山 大志 ・ 武藤 優貴 ・ 森田 成将
新江ノ島水族館

要旨
新江ノ島水族館では、4頭のオタリア(Otaria flavescens)を飼育している。
内2頭は1985年5月に購入した個体であり、共に飼育年数は26年を超えている。
オタリア国内血統登録によると1985年以前に生まれた生存個体は6頭(2010年現在)で、その内の2頭を当館が飼育しており、国内では3番目と4番目に高齢の個体である。
旧江の島水族館時代からアシカショーで活躍していた個体だが、現在のイルカ、アシカショーには、この2頭には体力的に難しい構成があり、2010年以降はショー参加を見合わせていた。また、展示スペースもなく、バックヤードの屋内獣舎で飼育しているため、来館者の目に触れる機会もなくなっていた。
今夏、イルカ、アシカショーのリニューアルに伴い、この2頭も参加できるショー構成を検討し、再びショーへ参加させることが出来た。
ショーへの参加によって、毎日必ず屋外に出る事も出来、またより広いスペースを動き回り、行動が俊敏になるなど、体力が向上した結果と思われるような行動も見られた。
今回、決して無理の無い範囲での運動を意識し、台車に乗せての移動なども取り入れて、スムーズにショーへ復帰させることが出来たので紹介する。

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