2013年06月22日
トリーター:加登岡

勘違い

オキゴンドウ「セーラー」オキゴンドウ「セーラー」

“えのすい”では「イルカと握手」というふれあい体験をおこなっています。
その握手体験中に私が担当しているオキゴンドウの「セーラー」は、よく勘違いされることがあります。
まず、一番多いのはイルカと間違えられることです。
鯨類はハクジラ目とヒゲクジラ目に分かれるのですが、そのハクジラ目の中でもおとなになった時の体長が 4mを越えるものをクジラ、4m未満のものをイルカと呼び分けています。「セーラー」は体長が 4mを越える種類のため、クジラの仲間になります。

そして、次に勘違いされることとして、寝ていると勘違いされます。
全身真っ黒で、瞼も目も黒いので、目を閉じているように見えます。でも、「セーラー」はしっかり目を開けてこっちを見ていますよ。よーく見ると白目の部分が見えるので起きていることが分かると思います。

そして小さいお子さんに最も勘違いされるのは、「セーラー」が「怖い」と思われることです。
自分はいつも「セーラー」と接しているので怖くないことは知っています。ですが、初めて見る子どもたちにとってはやはり怖いみたいです。
よくよく考えてみると、
・体が大きい
・全身真っ黒
・口が大きくて歯も鋭い

これだけの要素があれば、間近で見た子どもたちは怖がってしまうのも当然なのかと思います。
ですが、実際の「セーラー」は怖くないので、必死に怖くないアピールをし、徐々に慣れてもらって握手をしてもらっています。
「セーラー」はおとなしい女の子です。もし「セーラー」と握手をする機会があれば、「セーラー」の目が開いていることしっかり確認して、怖がらずに握手をしてくださいね。

[注] イルカと握手体験はその時一番調子のいい個体でおこないます。
「セーラー」が必ずしも握手体験に参加するとは限りませんのであらかじめご了承ください。
また握手体験は現在、メインプールとブリーディングプールの二か所でおこなっています。
どちらのプールで握手体験をおこなうかも、その時になるまで分かりませんのであらかじめご了承ください。

イルカと握手

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