2019年07月03日
トリーター:角張

静と動

ハナガサクラゲハナガサクラゲ

みなさん「クラゲ」と聞くとどんな姿を想像しますか?

多くの方は、水中をふわふわと漂う姿を想像するのではないでしょうか。
たしかに、クラゲはプランクトン(泳ぐ力があまり強くなく、表層を水の流れに漂っている生き物)ですので多くの種類は流れに身を任せて水中を漂っています。

ですが、なかにはあまり水中を漂わず、海藻などにくっついている種類もいます。
現在展示している種類では、ハナガサクラゲやカギノテクラゲです。

この2種もまったく泳がないわけではなく、ときどき拍動をして泳ぎます。
ハナガサクラゲは普段は触手をコイル状に縮めているのですが、泳ぐときは長く伸ばし、ダイナミックな拍動で泳ぎます。
カギノテクラゲはピョコピョコとかわいい動きです。


カギノテクラゲ

泳いでいるようすは朝、餌をあげたあとによく見られます。
カギノテクラゲは奇数日にシラス、ハナガサクラゲは偶数日にアマエビをあげています。
開館してから早い時間に来ていただくと、泳ぐ姿が見られるかもしれません。

見られるかどうかは、クラゲたち次第ですので、ご了承ください(笑)

クラゲサイエンス

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