2020年01月08日
トリーター:鷲見

今年も健康でありますように・・

みなさん、新年明けましておめでとうございます。
2020年を迎えて早くも1週間が経ちましたが、みなさん風邪など引いてないですか?
トリーターたちは「2020年も“えのすい”で生活をしている動物たちがみんな健康でありますように、、」と毎年これを願うばかりです。
さて、どうやって動物たちの健康管理をしているか、みなさんご存知ですか?

健康かどうかをチェックする方法はたくさんあります!
元気に私たちの近くに来てくれるか、眼はしっかり開いているか、もりもり魚を食べるか、泳ぎ方、歩き方はどうか、熱はあるか。などなど、しっかり動物たちを観察することが大切ですが、それでも体の中の小さな変化が分からないことがあります。
それを知るための方法の一つが採血です。

最近、ミナミアメリカオットセイの「セシ」の採血を任せてもらえるようになったので、
今日は「セシ」の採血のようすをお話しします。


まず、どこから血液を採取するでしょうか?
実は、後肢です。後ろ肢のヒレにある血管に針を刺し、採血をします。


写真では見にくいのですが、矢印のある指で押さえている辺りに血管があります。
ここから血液を採っています。

採血時の全体像はこんな感じです。


採血を行うにあたり、いちばん大切なことは、セシが落ち着いてその場に長い時間いてくれることです。

日頃からセシが私を長い時間見てくれるような練習をしたり、人がたくさんいてもセシが緊張しないように練習したりしています。

今年も「セシ」の健康を守れるように、いつでもどんな検査でもできるようにこれからも一緒に練習していきたいです。

みなさま、今年も“えのすい”をどうぞよろしくお願いいたします!

イルカショースタジアム

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