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新着生物

成魚は人を襲うことも。「バラクーダの幼魚」展示開始

展示開始日:2018年9月13日(木)~

オニカマス (鬼魳)

学名:Sphyraena barracuda
体長: 5cm
採集場所: 江の島 (湘南港)
展示場所: 相模湾ゾーン 相模湾キッズ水槽


一部を除く暖かい海に広く分布します。
日本では沖縄などの亜熱帯域で多く見られますが、三陸沖や房総沖、相模湾でも少ないながら記録されています。

最大で 1.5m以上になる世界最大のカマスで、鋭い歯を持ち、人を襲って大けがを負わせた例もあり、「サメより危険」「生きた魚雷」などと形容され恐れられています。
また、肉に毒をためることが知られ、食品衛生法によって食用取引が禁止されています。

このたび、江の島で採集された幼魚をバックヤードで飼育していたところ、旺盛な食欲と成長が見られるようになったので、展示水槽へ移動しました。
幼魚は水面近くで頭をななめ下や上に向け、あまり動かずに漂います。これは、マングローブ植物の種子や流木、海藻の切れ端などに擬態していると考えられています。
水槽内でこの不思議な生態を、間近でご覧ください。

※生物の状態や成長によって、短期間の展示となる可能性があります。ご了承ください。


白くて巨大なハサミが目立つ「ハクセンシオマネキ」展示開始

展示開始日:2018年9月4日(火)~

ハクセンシオマネキ (白扇潮招き)

学名:Uca lactea
産地: 瀬戸内海
展示場所: 相模湾ゾーン 干潟水槽


相模湾から九州、種子島、朝鮮半島、中国、ベトナムに分布します。
日本から 9種類ほどが知られるシオマネキの仲間では最も北まで分布し、三浦半島の小網代湾(神奈川県三浦市)が北限生息地となっています。
河口干潟に生息し、少し砂まじりの底質を好むとされますが、軟らかい泥底から、小石まじりの場所まで幅広くすみかとして利用します。

雄の片方のハサミが巨大に発達し、これを動かして求愛やなわばり主張を行います。
大きく「おいでおいで」をするような動きが、潮の満ちるのを手招きしているように見えることから「シオマネキ」と呼ばれます。
もう一方の小さなハサミを素早く動かして、泥の中の小さな餌をついばむようすも面白いです。

このたび、西日本産の本種を生きた状態で入手することができましたので、展示いたしました。
野外では警戒心が強く、人が近づいたり、巣の近くで動いて見せると隠れて出てきません。環境に慣れるまでは見えにくいかも知れません。
チゴガニより少し大きい、直径 0.7~1.5cmくらいの穴が本種の巣です。そっと探して見てください。


泳ぐ姿は海の中のツバメ!?

展示開始日:2018年9月2日(日)~

ツバメコノシロ (燕鮗)

学名:Polydactylus plebeius
スズキ目 ツバメコノシロ亜目 ツバメコノシロ科 ツバメコノシロ属
採集場所: 相模湾
展示場所: 相模湾ゾーン 相模湾キッズ水槽


主に西太平洋からインド洋にかけての暖かい海の砂泥底域に生息しています。
空を飛ぶツバメのような形をした黒縁の尾びれを使って泳ぐ姿がカッコいいのですが、なんといっても顔が特徴的。吻端が突出し、下顎が見えにくいことから別名“アゴナシ”と呼ばれることもあります。

また、正面から見ると顎鬚のようなものがありますが、髭ではなく胸鰭の一部です。
まだまだ小さな個体ですが魅力的な姿をぜひご覧ください。


謎多き深海の発光するナマコ「ハゲナマコ属の一種」

展示開始日:2018年8月24日(金)~

ハゲナマコ属の一種

学名:Pannychia sp.
棘皮動物門 ナマコ綱
採集場所: 駿河湾 水深約 975m
全長: 約 20cm
展示場所: 深海 l


このナマコは、JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)主催の 第20回 全国児童「ハガキにかこう海洋の夢コンテスト」の入賞者に向けた体験乗船(詳しくは、JAMSTECホームページをご覧ください)の深海調査体験において、無人探査機「かいこう」によって生きたまま採集され、新江ノ島水族館で長期飼育の研究を行うことになりました。
深海のナマコの仲間は、体が非常に柔らかい種が多いことから状態良く採集されることは非常に稀です。そのため、その生態については未だ謎に包まれています。
採集された個体を観察することで、今まで映像からだけでは分からなかった、例えば体はプルプルで鮮やかなピンク色であることや体表には細く伸びたいぼ足が多数あると言う事が分かり、実際に管足で歩くようすや刺激を受けると発光することも観察されました。
今後も可能な限り飼育を続け生態を明らかにしていきたいと思います。

JAMSTEC
JAMSTEC「ハガキにかこう海洋の夢コンテスト」


「ウミガメの浜辺」でアオウミガメの子が生まれました。
8月20日(月)より 子ガメの展示を開始!

展示開始日:2018年8月20日(月)~

アオウミガメ (青海亀)

学名:Chelonia mydas
英名:Green Sea Turtle
新江ノ島水族館生まれ


今年6月15日(金)未明、メスのアオウミガメ(愛称:のんき)が「ウミガメの浜辺」の砂浜に上陸・産卵をしたことを確認、そのまま砂浜で孵化までを見守っていたところ、8 月4 日(土)20時頃に孵化・脱出を確認、5匹のアオウミガメが誕生しました。


安定して摂餌するようになりましたので、このうちの1匹を館内2Fのペンギンプール前にて展示を開始しました。

アオウミガメの産卵地としては、国内では伊豆諸島・小笠原諸島・薩南諸島・奄美諸島や、琉球列島など南方の地域が知られています。
産卵の時期は4 月~9 月頃で、卵は2ヶ月ほどで孵化します。
自然下において、本州沿岸では通常アオウミガメは産卵しません。

新江ノ島水族館では2013年に、ウミガメプールに併設された砂浜でアオウミガメの飼育下繁殖に初めて成功し、今回は2例目です。
2014年に「ウミガメの浜辺」としてリニューアルした砂浜での繁殖は初となります。

東日本でウミガメの飼育下繁殖に成功しているのは当館のみです。

[展示場所] 新江ノ島水族館 2F ペンギンプール前


珍種ガニ よくよく見たら超珍種
「ツブイボショウジンガニ」展示開始

展示開始日:2018年8月5日(日)~

ツブイボショウジンガニ (粒疣精進蟹)

学名:Plagusia immaculata
甲幅: 約 3cm
採集場所: 相模湾(江の島地先)
展示場所: 相模湾ゾーン 相模湾キッズ水槽


2018年7月26日、迫る台風12号に備えて江の島の定置網が陸揚げされた際、作業中の漁師さんから漁具に付いていたカニを数個体譲っていただきました。
それらを調べてみたところ、日本ではわずか数例しか記録のないレア種がみつかりました。

インド洋と太平洋(アフリカ大陸東岸からインド洋を経てコロンビアのゴルゴナ島まで)に広く分布するカニですが、相模湾からは初記録であり、本種の分布北限記録となります。

近縁のイボショウジンガニとそっくりですが、体の各所にある毛の量が少ないことや、腹部の形が異なることを併せて比較して判断しました。
この仲間は、動きが非常に素早いだけでなく、泳ぐのも得意です。
生きた本種を水槽で展示飼育するのは初めてです。水槽内でどんな動きを見せてくれるか、興味津々です。ぜひご覧ください。

※本種の生態から、隙間に潜んで見えにくいことがあります。ご了承ください。


隠れた高級魚「メダイ」展示開始

展示開始日:2018年6月22日(金)~

メダイ (眼鯛)

学名:Hyperoglyphe japonica
英名:Pacific barrelfish
スズキ目 イボダイ科
採集場所: 江の島定置網
展示場所: 相模湾ゾーン 沿岸水槽


真っ黒な体と、名前の由来にもなっている大きな眼が特徴的です。
成魚は 100~400mの深場にいますが、幼魚は海面近くを漂う流れ藻についています。
非常に良く食べて成長が早く、成長すると全長 90cmほどになります。
知名度は低いですが、クセが無く大変美味しい魚で、特に関東では高級魚として扱われ、高級漬け魚(西京漬け、幽庵焼きなど)の材料にもなっています。


海の中にもハチがブンブン?

展示開始日:2018年6月22日(金)~

ハチ (蜂)

学名:Apistus carinatus
英名:Ocellated waspfish
スズキ目 ハチ科
採集場所: 江の島定置網にて採集
展示場所: 相模湾ゾーン 沿岸水槽


100m以浅の砂泥底にすむ、オコゼやカサゴに近い仲間です。
翅のような黄色い大きな胸びれを広げて、ゆっくりと滑空するように泳ぎ、下顎にある3本のひげと、一対の長く伸びた胸びれ最下部を海底に触れながら、小動物を探して食べます。
大きさは 15cm程度ですが、背びれには毒棘があり、刺されると痛むためにハチ(蜂)という名がつけられています。
夜行性で日中は砂に潜ってしまいがちな所が、ちょっと残念です。


鬼に金棒!?「オニカナガシラ」初展示

展示開始日:2018年6月15日(金)~

オニカナガシラ (鬼金頭)

学名:Lepidotrigla kishinouyei
英名:Devil searobin
スズキ目 ホウボウ科
採集場所: 江の島定置網、小田原定置網
展示場所: 太平洋 冷たい海の水槽


大きな胸びれを広げ、海底を歩くように泳ぐ「ホウボウ」に近い仲間ですが、ホウボウとは体色が違い、口先が短いことで見分けられます。
水槽にはオニカナガシラと同じカナガシラ属の「カナガシラ」が入っていますが、オニカナガシラの胸びれにはきれいな青い水玉模様があることや体のサイズが小さいことでカナガシラとは区別できます。
相模湾ではアマダイ釣りなどに混ざって釣れるようですが、えのすいでは採集・飼育経験がほとんどありませんでした。
口先にある2本の長いトゲが鬼の角のようであることからこの名前が付きました。



鋭い目つきと真っ赤な指先「クシテガニ」展示開始

展示開始日:2018年4月27日(金)~

クシテガニ (櫛手蟹)

学名:Parasesarma affine
甲幅: 2~4cm
採集場所: 東京湾
展示場所: 相模湾ゾーン 干潟水槽


東京湾から九州、中国、台湾に分布します。
今回展示した個体は、東京湾で行われた調査で採集されたものです。
先端が赤いハサミの上縁に、クシを思わせる凹凸が並ぶのが和名の由来となっています。

干潟の発達する河口域に生息します。
生息環境の減少から希少な種となっており、日本ベントス学会による「海岸ベントスのレッドデータブック」で、絶滅危惧II類に指定されています。
相模湾での記録は、1980年代以前の図鑑に生息が明記されているものの、当館が行っている近年の調査では確認されていません。
干潟水槽内に設置してある小水槽内に展示しました。

生きた状態で展示されることがほとんどない珍ガニを、ぜひご覧ください。

※本種の生態から、隙間に潜んで見えにくい時があります。ご了承ください。

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