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新着生物

愛らしい「フウセンウオ」えのすい初展示!

展示開始日:2012年2月3日(金)〜

フウセンウオ

学名:Eumicrotremus pacificus
カサゴ目 ダンゴウオ科 イボダンゴ属
東シナ海北東部以北の日本海(タタール海峡以南)と、北海道太平洋岸からオホーツク海南部(千島列島)にかけて分布


相模湾に生息する「ダンゴウオ」に良く似ていますが、最大で全長13cmほどとずっと大きくなります。
ボールのようにまん丸な体に、長い背びれが特徴です。
体の表面にはこぶ状の突起は少ないとされますが、個体差があり、体の色や模様もいくつかのバリエーションがあります。生態については不明な点が多い魚ですが、巻貝の中に産卵し、オスが保護するといわれています。

冷たい海・暖かい海ゾーンにて展示を開始した「フウセンウオ」は、全長10cm前後の立派な成魚で、おたる水族館のご厚意により贈られたものです。
新江ノ島水族館では初展示となります。
棒の先にエビなどを付けて差し出すと、パクリと食べます。

また、高さのある透明な水槽で展示することで、腹ビレの吸盤でアクリル面にはり付く様子が観察できます。
可愛らしい姿と変わった行動をお楽しみください。

初挑戦!相模湾産の「クロマグロ」を展示!

展示開始日:2011年11月2日(水)〜

クロマグロ

学名:Thunnus orientalis
英名:Pacific bluefin tuna
スズキ目 サバ科 マグロ属
採集場所:相模湾


太平洋の熱帯域・温帯域に広く分布する回遊魚で、相模湾にも、主に夏から秋にかけて、全長40〜50cmほどの個体がやってきます。

今回、相模湾大水槽にて展示を開始した「クロマグロ」は、全長約45cm、重さ約1.5kg。地元・江の島の漁船「湘南丸」に協力していただき、本年10月4日、魚体へのダメージが少ない、返しをなくした釣り針を使用し、一本釣りで釣り上げてもらったものです。

新江ノ島水族館での「クロマグロ」の展示は、旧江の島水族館の時代を通じて今回が初めてですが、飼育方法などについても未知の部分が多いため、新たな挑戦となります。

今が旬!「イイダコ」展示開始!

展示開始日:2011年10月15日(土)〜

イイダコ (飯蛸)

学名:Octopus ocellatus
英名:Ocellated octopus
八腕形目 マダコ科
採集場所:相模湾、東京湾


砂地にすむ小型のタコで、腕を広げた状態で30cmくらいの大きさにしかなりません。
イイダコ(飯蛸)の由来はお腹(頭に見える部分)にぎっしりと詰まった米粒のような卵が米飯のようだからと言われています。
産卵は冬から春にかけて行われ、貝殻や石の隙間に米粒のような卵をたくさん産みます。
大きさも米粒くらいですが、マダコよりも大粒の卵で、産卵後、ほとんどのメスは死んでしまいます。

釣りは東京湾が有名で秋の風物詩ともいわれ、相模湾(葉山など)でも釣れます。
釣り方法がユニークで、白いものに飛びつく習性を利用し、昔からラッキョウや脂身などをエサ(疑似餌)として使うテンヤと呼ばれる仕掛けで釣るのが主流です。これは獲物である二枚貝の白さと見誤って襲いかかるためといわれてます。

イイダコ
北海道南部以南の浅海域、内湾の砂泥底に分布。
腕の付け根に光る金色の眼状紋がある。
卵をびっしりと抱えたメスは食卓でもおなじみ。

バンドウイルカの「シリアス」出産!
“えのすい”四頭目の飼育下四世の赤ちゃん誕生!

展示開始日:2011年5月24日(火)誕生

バンドウイルカの赤ちゃん (阪東海豚)

学名:Tursiops truncatus
英名:Bottlenose dolphin
新江ノ島水族館生まれ 飼育下四世
体長 約 130cm/体重 約 30kg


5月24日(火)午前6時6分、バンドウイルカの「シリアス」が出産、元気な赤ちゃんが誕生しました。

赤ちゃんの性別はオスで、母親の「シリアス」と一緒にブリーディング・プールを元気に泳ぎまわり、ここまでのところ母子ともに健康です。
父親は日本初の飼育下三世のバンドウイルカ「パル」(1988年8月3日、旧・江の島水族館生まれ)で、今回誕生した赤ちゃんは飼育下四世となります。
新江ノ島水族館には現在、今回誕生した赤ちゃんを含め、飼育下四世のバンドウイルカが四頭いますが、バンドウイルカの飼育下四世の繁殖例は世界でも新江ノ島水族館のみとなっています。

バンドウイルカ
体長3m、体重300kg
世界各地の熱帯から冷温帯の海に広く分布。日本近海では冬に東海・北九州以南、夏には北海道以南で見られる。
背中側が灰黒色、お腹側が白っぽい体色をしている。
上顎と下顎それぞれに36〜54本ほどの先の尖った歯がある。
自然界では群れを作って行動し、沿岸域ではふつう100頭以下、沖合では数百頭以上の群れを作ることもある。
好奇心が強く、係員にも良く馴れ、学習によりいろいろな事を覚える。
ショーなどを通して運動能力や学習能力の高さを見る機会も多く、私たちになじみの深い種類。

世界初「オウギガニ科の一種」、世界初「オオマユイガイ属の一種」、新種「アズマガレイ属の一種」の生体展示を開始

展示開始日:2009年4月26日(日)〜

オウギガニ科の一種、オオマユイガイ属の一種、アズマガレイ属の一種

<世界初展示>
オウギガニ科の一種
学名 Xanthidae gen. et. sp.
甲幅 約2cm
日光海山ではユノハナガニと同所的に生息しています。
ユノハナガニほど密度は高くはありませんが、ユノハナガニを採集する時に何個体か混じります。ハサミの先端が黒く、また白いユノハナガニに比べ赤褐色をした体色が特徴です。

<世界初展示>
オオマユイガイ属の一種
学名 Gigantidas sp.
殻長 約12cm
本種は熱水噴出域付近に生息していますが、共生細菌についても詳しくはわかっていない二枚貝です。
海底の岩やハオリムシの群集に足糸と呼ばれる糸を使い付着しています。

<新種>
アズマガレイ属の一種
学名 Symphursus thermophilus
殻長 約8cm
本種は2008年に新種として記載されました。当館では記載される前から、同海域で採集された本種の展示を行っていました。
熱水噴出域周辺やハオリムシの群集、礫の上などで見られ海底にエサを置くと集まってきます。

北部マリアナ海域にある日光海山には水深450〜500mに熱水が噴出しており、その周辺には深海生物のユノハナガニ、オハラエビのなかま、サツマハオリムシなど非常にたくさんの生物が生息しています。
今回は日光海山の熱水噴出域、水深約460m地点にて採集されたユノハナガニ、サツマハオリムシ、タギリカクレエビ、トウロウオハラエビの4種に加え、世界初展示となる「オウギガニ科の一種」と「オオマユイガイ属の一種」、2008年に新種記載された「アズマガレイ属の一種」の3種を展示開始しました。

展示飼育を開始した「オウギガニ科の一種」「オオマユイガイ属の一種」「アズマガレイ属の一種」は、2009年4月10日〜4月20日に行われた海洋研究開発機構(JAMSTEC)の伊豆 小笠原弧 明神海丘・北部マリアナ海域 日光海山調査(NT09-05)において、調査船「なつしま/ハイパードルフィン」により採集されました。

新江ノ島水族館は現在、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

全身がほとんど脚!ヤマトトックリウミグモ展示開始

展示開始日:2009年1月27日〜

ヤマトトックリウミグモ (大和徳利海蜘蛛)

学名:Ascorhynchus japonicus
脚をのばした長さ 約10cm
駿河湾 水深300mのトロールにて採集


この姿から「ウミグモ」と呼ばれています。
陸のクモとは体のつくりが大きく違い、内臓が胴体に収まりきらず、脚の中にまで内臓や生殖腺が入り込んでいます。

世界最大のダンゴムシのなかま
「ダイオウグソクムシ」(大王具足虫)の展示開始!
〜深海にすみ体長45cmになるダンゴムシ〜

展示開始日:2007年9月6日〜

ダイオウグソクムシ

学名:Bathynomus giganteus
英名:Giant isopod
節足動物門 甲殻綱 等脚目 スナホリムシ科
採集場所: アメリカ東海岸の水深800メートルの地点で採集
生 息 地: 大西洋、インド洋の水深170〜2,500mに生息


2007年9月6日(木)より深海コーナーにおいて、深海に生息し、成長すると体長45cmになる世界最大のダンゴムシのなかま「ダイオウグソクムシ」の展示を開始いたしました。
当館では初の展示となり、とにかく“巨大”な「ダイオウグソクムシ」の展示に合わせ、日本最大のダンゴムシのなかま「オオグソクムシ」や、メガネのような特徴的な目を持ち吸血性の食性で知られる「メナガグソクムシ」、落ち葉や石、植木ばちの下などでよく見ることができる「オカダンゴムシ」なども合わせてご紹介しています。
大小、水陸さまざまなダンゴムシのなかまを比較してお楽しみ下さい。

ダイオウグソクムシは、陸上に生息するダンゴムシやワラジムシ、フナムシなどと同じ等脚目の生物です。ダイオウという和名が示す通り、9,000種以上が存在するとされる等脚目の中で最大の大きさを誇り、世界最大のダンゴムシのなかまとして知られています。

驚くのはやはりその大きさで、成長すると体長約45cm、体重は1.7kgにも達します。猫や小型犬と同じくらいの大きさのダンゴムシですから、日本人の一般的な認識からすれば驚くほかありません。
食性は肉食性で、死んだ生物の腐肉や弱って動きが鈍くなった生物を捕らえて食べるほか、海面から落ちてくる有機物なども食べるため、“海の掃除屋”としての役目も担っています。

また、和名のグソク(具足)は日本の鎧・兜を表す言葉ですが、背中側はまさに鎧・兜のような十数枚の頑丈な甲羅で覆われ、腹側には7対の歩脚の他に、脚が板状に変化した大きな遊泳脚を持っています。この遊泳脚とエビのような扇状の尾を使い、水中を飛ぶように泳ぐことができます。実はこのダイオウグソクムシをはじめ、等脚目の大半は海の中で暮らしています。

ダンゴムシは私たちにとって身近な生物ですが、海でくらす等脚目のなかまが陸に上って生活の場を拡大していった生物の進化の過程を教えてくれる存在でもあるのです。

なお、今回展示飼育する個体はアメリカ東海岸の水深800mの地点で採集されたもので、展示数は2匹です。体長約35cm、体重は1.3kgで、日本最大の「オオグソクムシ」(体長15cm、体重約40g)と比較しても驚くべき大きさです。


※メナガグソクムシの展示は終了いたしました。

貴重な深海生物を一挙公開
「シンカイコシオリエビの一種」「オウナガイ」の生体展示を開始

展示開始日:2007年4月26日(木)〜

シンカイコシオリエビの一種、オウナガイ


シンカイコシオリエビの一種
学名 Munidopsis sp.
相模湾初島沖の水深850〜900mの冷湧水域で見られます。これまでの調査でも採集例はありますが、シンカイコシオリエビのなかまが状態よく生きて採集されるのは稀です。昨年末の潜航調査で採集されたミョウジンシンカイコシオリエビに続く例となりますが、状態の良い本種の採集は今回が初めてです。
背甲長 約1.5cm/2個体展示

オウナガイ <日本初展示>
学名 Conchocele bisecta  
ハナシガイ科の1種で、相模湾初島沖の水深850〜900mの冷湧水域でシロウリガイのコロニーの中に混在して見られます。殻の後部にシワがあることや、二枚の殻を合わせているちょうつがいの部分に凸凹がないことを歯がないことに見立て、オウナ(老婆)と名付けられました。
殻長 約10cm/3個体展示

展示飼育を開始した「シンカイコシオリエビの一種」「オウナガイ」は、2007年4月4日〜2007年4月10日に行われた深海生物調査(YK07-05)において、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の有人潜水調査船「しんかい6500」により、相模湾初島沖の水深1,000mより採集されました。

新江ノ島水族館は現在、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

※同時に展示していた「クロカムリクラゲ」「ホウズキイカ」「アカドンコの一種」の展示は終了いたしました。

伊豆・小笠原弧 明神海丘の熱水噴出域に生息する
貴重な深海生物「ミョウジンシンカイコシオリエビ」の生体展示開始

展示開始日:2006年12月26日(火)〜

ミョウジンシンカイコシオリエビ

学名:Minidopsis sp.
伊豆・小笠原弧の明神海丘水深約1,250mから採集


「ミョウジンシンカイコシオリエビ」は、伊豆・小笠原弧の水深1,250mにある明神海丘の熱水噴出域に生息しています。
身体も眼も白色で脚が4対しか見えませんが、残りの1対は甲羅の下に隠れていて、身体をクリーニングするときなどに出てきます。
これまで他のシンカイコシオリエビ類で飼育を試みてきましたが、船上に上げるとすでに瀕死の状態が多く、飼育までには至りませんでした。
今回(12月19日〜25日)実施した深海調査航海で、大型の個体は船上に上げても生きている個体が多いことが分かり、飼育できる見込みができました。
おそらく生きたシンカイコシオリエビ類の展示は世界初と思われます。


今回展示飼育を行なう「ミョウジンシンカイコシオリエビ」は、2006年12月19日から25日に行われた海洋研究開発機構(JAMSTEC)の「なつしま」航海(NT06-23)で無人探査機「ハイパードルフィン」によって、伊豆・小笠原弧の明神海丘水深約1,250mから採集されました。今回の調査研究では11個体を採集、展示数は5個体です。

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

相模湾に生息する深海魚の新種記載種
「スザクゲンゲ」の生体展示を開始

展示開始日:2006年9月2日(土)〜

スザクゲンゲ

学名:Ericandersonia sagamia
採集場所:相模湾熱海沖


相模湾熱海沖の深海より採集した深海魚の新種記載種「スザクゲンゲ」の生体展示を9月2日(土)より、深海コーナーにて開始しました。

「スザクゲンゲ」は2006年に初めて新属新種(スザクゲンゲ属スザクゲンゲ)として記載された生物です。相模湾で採集された標本で新種記載された為、その学名にサガミア(sagamia)と名前がつけられています。
和名の「スザク」は、赤い体をもち、南の方位を守る神鳥(神獣)「朱雀」を意味します。「スザクゲンゲ」は赤っぽい体色をしていること、北の海に生息する近縁ななかまに比べると、相模湾という少し暖かい南の海に分布していることがその名の由来です。
実は、当館の深海コーナーでも2004年に一度展示飼育したことがある種類ですが、当時は正式な名称が決まっていなかったため「ヘビゲンゲの一種」としてご紹介した経緯があります。
ゲンゲはゲンゲ科に属するウナギ型の魚類で、背ビレと尾ビレ、尻ビレがつながっているのが特徴です。浅海から深海まで生息し、約240種類が知られていますが、多くの種類は200m以深の深い海でくらしています。動物食で、すぐ人の与えるエサに慣れ、当館では餌として魚の切り身やオキアミなどを与えています。


今回展示飼育中の「スザクゲンゲ」は、相模湾熱海沖の生物調査・採集(NT06-17)において、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の無人探査機「ハイパードルフィン」潜航調査により、水深925mより採集されました。
スザクゲンゲ
スザクゲンゲ拡大する
スザクゲンゲ
スザクゲンゲ