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新着生物

縁日などで見られた懐かしい玩具「海ほおずき」ご覧いただけます

展示開始日:2013年5月15日(水)〜

海ほおずき (海鬼灯)

採集場所: 江の島沖(湘南丸より寄贈)


海にすむ巻貝類の卵嚢(卵の詰まった袋)です。
卵が孵化し幼生が出てしまった後も、しばらく腐らずに残っています。
丈夫で弾力性があるので、ホオズキ(ナス科植物)の実と同じように、口に含んで「ビー、ビー」鳴らす遊びに使われます。
展示の卵嚢は“テングニシ”のものと思われます。

江戸前寿司の光りもの「コノシロ」

展示開始日:2013年4月17日(水)〜

コノシロ (鮗)

学名:Konosirus punctatus
ニシン目 ニシン科 コノシロ属
採集場所:江の島沖
展示場所:相模の海ゾーン「旬の水槽」


大きさ30cmほどの魚で、相模湾では春にシラス漁が行われると、数多く混獲されます。
江戸前寿司の材料(光りもの)としては、若魚をコハダと呼び珍重します。
鰓ぶたの後ろに黒点があり、背びれの端が長く伸びるのが特徴です。
プランクトン食のデリケートな魚で、些細なことにも驚いてぶつかり、傷付きやすいので飼育には注意が必要です。

クモのように細く長く、紅白の美しい脚をもつ「サナダミズヒキガニ」

展示開始日:2013年3月9日(土)〜

サナダミズヒキガニ

学名:Latreillia valida
十脚目 ミズヒキガニ科 サナダミズヒキガニ属
生息水深: 50〜300m
展示場所: 深海Ⅰ


駿河湾の底曳網で時折混獲されることがあります。
クモのように細く長い脚は美しい紅白の横縞模様で覆われていて、一番後ろの脚(第4歩脚)の先は羽状毛が生え、常に上に持ち上げた姿勢でいることがとても特徴的なカニです。
水温の低い深海を好みますが、水温の下がる冬場になると稀に浅場に上がって来ることがあります。

おちょぼ口でクリっとした眼が愛らしい「ベニカワムキ」

展示開始日:2013年2月28日(木)〜

ベニカワムキ (紅皮剥)

学名:Triacanthodes anomalus
フグ目 ベニカワムキ科 ベニカワムキ属
生息水深: 150〜200mの大陸棚付近
大きさ: 約10cm
展示場所: 深海Ⅰ


駿河湾の底曳網で時折混獲されることがありますが、良い状態で飼育されることはあまり多くありません。
体色は背側が紅色で体側に黄色のスジがあり、鱗には微小な棘があるのが特徴的です。
おちょぼ口で、クリっとした眼がとても愛らしい魚です。
フグ目ではありますが、フグの仲間よりギマやカワハギなどに近い仲間です。

生きている星の砂「ホシズナ」
星形の殻をつくるアメーバの仲間たち

展示開始日:2013年2月15日(金)〜

ホシズナ (星砂)、タイヨウノスナ (太陽の砂)、ゼニイシ (銭石)

原生動物門 根足虫綱 有孔虫目
西太平洋のサンゴ礁域に分布
採集場所:沖縄
展示場所:発見の小窓“小さな地球”水槽

ホシズナ
 学名:Baculogypsina sphaerulata
タイヨウノスナ
 学名:Calcarina gaudichaudii
ゼニイシ
 学名:Marginopora kudakajimensis

発見の小窓“小さな地球”水槽にて「ホシズナ」とその仲間「タイヨウノスナ」「ゼニイシ」の展示が始まりました。
糸のような足を出して動く、生きている砂たち。じっくり観察してみてください。

3種を小さな透明ケースに一緒に入れて展示しています。
3種は形が異なります。

沖縄の海の星砂たち-Star sand in the sea YouTube

世界最大のダンゴムシのなかま
「ダイオウグソクムシ」(大王具足虫)の展示開始!
〜深海にすみ体長45cmになるダンゴムシ〜

展示開始日:2007年9月6日〜

ダイオウグソクムシ

学名:Bathynomus giganteus
英名:Giant isopod
節足動物門 甲殻綱 等脚目 スナホリムシ科
採集場所: アメリカ東海岸の水深800メートルの地点で採集
生 息 地: 大西洋、インド洋の水深170〜2,500mに生息


2007年9月6日(木)より深海コーナーにおいて、深海に生息し、成長すると体長45cmになる世界最大のダンゴムシのなかま「ダイオウグソクムシ」の展示を開始いたしました。
当館では初の展示となり、とにかく“巨大”な「ダイオウグソクムシ」の展示に合わせ、日本最大のダンゴムシのなかま「オオグソクムシ」や、メガネのような特徴的な目を持ち吸血性の食性で知られる「メナガグソクムシ」、落ち葉や石、植木ばちの下などでよく見ることができる「オカダンゴムシ」なども合わせてご紹介しています。
大小、水陸さまざまなダンゴムシのなかまを比較してお楽しみ下さい。

ダイオウグソクムシは、陸上に生息するダンゴムシやワラジムシ、フナムシなどと同じ等脚目の生物です。ダイオウという和名が示す通り、9,000種以上が存在するとされる等脚目の中で最大の大きさを誇り、世界最大のダンゴムシのなかまとして知られています。

驚くのはやはりその大きさで、成長すると体長約45cm、体重は1.7kgにも達します。猫や小型犬と同じくらいの大きさのダンゴムシですから、日本人の一般的な認識からすれば驚くほかありません。
食性は肉食性で、死んだ生物の腐肉や弱って動きが鈍くなった生物を捕らえて食べるほか、海面から落ちてくる有機物なども食べるため、“海の掃除屋”としての役目も担っています。

また、和名のグソク(具足)は日本の鎧・兜を表す言葉ですが、背中側はまさに鎧・兜のような十数枚の頑丈な甲羅で覆われ、腹側には7対の歩脚の他に、脚が板状に変化した大きな遊泳脚を持っています。この遊泳脚とエビのような扇状の尾を使い、水中を飛ぶように泳ぐことができます。実はこのダイオウグソクムシをはじめ、等脚目の大半は海の中で暮らしています。

ダンゴムシは私たちにとって身近な生物ですが、海でくらす等脚目のなかまが陸に上って生活の場を拡大していった生物の進化の過程を教えてくれる存在でもあるのです。

なお、今回展示飼育する個体はアメリカ東海岸の水深800mの地点で採集されたもので、展示数は2匹です。体長約35cm、体重は1.3kgで、日本最大の「オオグソクムシ」(体長15cm、体重約40g)と比較しても驚くべき大きさです。


※メナガグソクムシの展示は終了いたしました。

貴重な深海生物を公開
「シンカイコシオリエビの一種」の生体展示を開始

展示開始日:2007年4月26日(木)〜

シンカイコシオリエビの一種

学名:Munidopsis sp.
背甲長 約1.5cm/2個体展示


相模湾初島沖の水深850〜900mの冷湧水域で見られます。これまでの調査でも採集例はありますが、シンカイコシオリエビのなかまが状態よく生きて採集されるのは稀です。昨年末の潜航調査で採集されたミョウジンシンカイコシオリエビに続く例となりますが、状態の良い本種の採集は今回が初めてです。

展示飼育を開始した「シンカイコシオリエビの一種」は、2007年4月4日〜2007年4月10日に行われた深海生物調査(YK07-05)において、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の有人潜水調査船「しんかい6500」により、相模湾初島沖の水深1,000mより採集されました。

新江ノ島水族館は現在、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

※同時に展示していた「クロカムリクラゲ」「ホウズキイカ」「アカドンコの一種」「オウナガイ」の展示は終了いたしました。

伊豆・小笠原弧 明神海丘の熱水噴出域に生息する
貴重な深海生物「ミョウジンシンカイコシオリエビ」の生体展示開始

展示開始日:2006年12月26日(火)〜

ミョウジンシンカイコシオリエビ

学名:Minidopsis sp.
伊豆・小笠原弧の明神海丘水深約1,250mから採集


「ミョウジンシンカイコシオリエビ」は、伊豆・小笠原弧の水深1,250mにある明神海丘の熱水噴出域に生息しています。
身体も眼も白色で脚が4対しか見えませんが、残りの1対は甲羅の下に隠れていて、身体をクリーニングするときなどに出てきます。
これまで他のシンカイコシオリエビ類で飼育を試みてきましたが、船上に上げるとすでに瀕死の状態が多く、飼育までには至りませんでした。
今回(12月19日〜25日)実施した深海調査航海で、大型の個体は船上に上げても生きている個体が多いことが分かり、飼育できる見込みができました。
おそらく生きたシンカイコシオリエビ類の展示は世界初と思われます。


今回展示飼育を行なう「ミョウジンシンカイコシオリエビ」は、2006年12月19日から25日に行われた海洋研究開発機構(JAMSTEC)の「なつしま」航海(NT06-23)で無人探査機「ハイパードルフィン」によって、伊豆・小笠原弧の明神海丘水深約1,250mから採集されました。今回の調査研究では11個体を採集、展示数は5個体です。

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

相模湾に生息する深海魚の新種記載種
「スザクゲンゲ」の生体展示を開始

展示開始日:2006年9月2日(土)〜

スザクゲンゲ

学名:Ericandersonia sagamia
採集場所:相模湾熱海沖


相模湾熱海沖の深海より採集した深海魚の新種記載種「スザクゲンゲ」の生体展示を9月2日(土)より、深海コーナーにて開始しました。

「スザクゲンゲ」は2006年に初めて新属新種(スザクゲンゲ属スザクゲンゲ)として記載された生物です。相模湾で採集された標本で新種記載された為、その学名にサガミア(sagamia)と名前がつけられています。
和名の「スザク」は、赤い体をもち、南の方位を守る神鳥(神獣)「朱雀」を意味します。「スザクゲンゲ」は赤っぽい体色をしていること、北の海に生息する近縁ななかまに比べると、相模湾という少し暖かい南の海に分布していることがその名の由来です。
実は、当館の深海コーナーでも2004年に一度展示飼育したことがある種類ですが、当時は正式な名称が決まっていなかったため「ヘビゲンゲの一種」としてご紹介した経緯があります。
ゲンゲはゲンゲ科に属するウナギ型の魚類で、背ビレと尾ビレ、尻ビレがつながっているのが特徴です。浅海から深海まで生息し、約240種類が知られていますが、多くの種類は200m以深の深い海でくらしています。動物食で、すぐ人の与えるエサに慣れ、当館では餌として魚の切り身やオキアミなどを与えています。


今回展示飼育中の「スザクゲンゲ」は、相模湾熱海沖の生物調査・採集(NT06-17)において、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の無人探査機「ハイパードルフィン」潜航調査により、水深925mより採集されました。
スザクゲンゲ
スザクゲンゲ拡大する
スザクゲンゲ
スザクゲンゲ

〜3月31日より世界初公開・インド洋の深海生物〜
硫化鉄の鱗を鎧のように身にまとった巻貝として
世界中で話題になった「ウロコフネタマガイ」
(俗称:スケーリーフット)、標本展示中!

展示開始日:2006年3月31日(金)〜

ウロコフネタマガイ

英名:Scaly-foot gastropod, Armored gastropod

俗称:スケーリーフット〔鱗のある足(をもつ巻貝)〕と呼ばれるこの貝は、2001年に世界で初めてインド洋の深海にて採集・学術発表され、硫化鉄の鱗を鎧のように身にまとった巻貝として世界中で話題になりました。
この貝は世界の海の中でもこの地点でしか見つけられていない、不思議な貝です。鱗は鉄とイオウを原材料とする硫化鉄でできていて、磁石にも反応します。
普通の巻貝は襲われると殻の中にすっぽりと入って身を隠し、蓋を閉めてしまいますが、この貝には蓋が無く、危険を察知しても貝の中に入らずに鱗のある足をすぼめて、鱗を外側に向けて身を守ります。

今回標本展示を行なうこの「ウロコフネタマガイ」は、2006年2月に海洋研究開発機構(JAMSTEC)の有人潜水調査船「しんかい6500」で、インド洋ロドリゲス三重点の水深2,422mの熱水噴出域にて採集されました。今回の共同研究には当館も参加し、生息地での生態観察、及び支援母船「よこすか」船上での飼育に世界で初めて成功し、飼育実験もすることができました。
飛行機による国内への輸送にも成功し、日本到着後も数日間生存させることができましたが、残念ながら長期飼育には至りませんでした。「ウロコフネタマガイ」の標本の展示は 今回が世界で初めてとなります。
殻径 約4cm

◎国内輸送には在マダガスカル大使館、在モーリシャス名誉総領事館、モーリシャス首相事務局、モーリシャス農工業・漁業省の協力がありました。
ウロコフネタマガイ
ウロコフネタマガイウロコフネタマガイ
ウロコフネタマガイ