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えのすいトリーター日誌

2010.07.31 トリーター:豊田

2010/07/31 夏真っ盛り!!


明日からはもう8月ですね!!
待ちに待った夏本番!!という方も多いのではないでしょうか??
ここえのすいも、盛り上がっています!

現在、えのすいでは、「夏の相模湾まつり」と題しまして8月31日まで、館内をあげて、相模湾の魅力をもっと皆さんに知っていただこうというコンセプトのもと、さまざまなイベントを行なっております!
今日はその中でも私のオススメイベントの一部をご紹介致します。

その1 相模湾大水槽バックヤードツアー
えのすいの展示を支えているバックヤード。
今回は、な・な・・・なんと!!
普段見ることの出来ない相模湾大水槽の裏側が見れちゃいます!
あの大水槽の上はどうなってるんだろう。
uogokoroに出てくるよな〜なんて思ったあなた!!是非ご参加下さい。

その2 “えのすい”の相模湾展“驚きと発見の一日”
なぎさラウンジでの展示です。
今回、入場された皆さんは、この展示スペースを必ず通ります。
ここではあのラブカやミツクリザメの標本が!!
他にもアカウミガメの赤ちゃんの標本、魚の透明標本等々見ていただけます。
中でもミツクリザメは、必見です!!

その3 えのすい朝市
毎週月曜日開催のえのすい朝市。その日に江の島定置網で漁獲された新鮮な魚が、湘南お祭り広場に並びます!
相模湾の生きた情報を得られるだけでなく、このイベントの魅力は、入館しなくても楽しめるところ!!皆さんぜひ!!

ということで、夏の相模湾まつり、のぞきに来てみてはいかがでしょう(^^)

相模の海ゾーン

2010.07.30 トリーター:根本

2010/07/30 深海コーナーの裏では その5


今回はサツマハオリムシのお話です。
名前の通り薩摩の国鹿児島の海で発見された生き物です。調べてびっくりしたのですが、新種として記載されたのが1997年なんですね。
ごく最近(?)発見されたばかりにしては、貫禄十分の深海生物です。
深海の化学合成生態系を知っている方なら誰でも知っているハオリムシ。すでに深海の化学合成生態系ではシンボル的な存在になっています。
それはなぜか?
彼らにはパンチの効いた強烈な個性があるからです。
『口も肛門も無い』これがハオリムシなのです。
彼らは何も食べず、硫化水素を吸って生きて行けるようです。まるで植物のようですね。
深海コーナーにはハオリムシが3種類いますが、飼育はどれも難しいです。
ハオリムシの飼育の何が難しいのか?
それは“現場と同じ雰囲気を出す”事です・・・。

深海コーナー正面には日光海山をイメージした水槽がありますが、ここにはサツマハオリムシがたくさん暮らしています。
日光海山はサツマハオリムシの楽園で、牧草のようにサツマハオリムシが群生しています。
自然のハオリムシは木の枝みたいな管(棲管<せいかん>といいます)から赤いエラを出していて、遠くから群生地帯を見ると、まるでお花畑のようです。
それはそれは奇麗なんですよ〜。
しかし、水槽ではそこまで再現できてないんです。
それはなぜか?
私にもわかりません・・・。

とにかく赤いエラを出してくれないんです。
硫化水素濃度、CO2濃度、酸素濃度、水流などなど色々試してみたけれども、これと言って決定的な解決策は見つからず・・・。
でも、硫化水素の濃度にはわりと敏感に反応することはわかってきました。
濃度を上げると現場程ではないですが、ポツリ、ポツリとエラを出し始めます。
濃くすればエラを出す個体数も増えそうですが、基本的には毒物ですからね、調子にのって上げすぎると同居しているイデユウシノシタがやられそうです。
この魚は化学合成生態系の住人で硫化水素に強いとは思いますが、要注意です。
そして、もう一つ水族館ならではの問題です。
それは「濁り」。
硫化水素濃度を高い濃度でキープすると水槽の水が温泉状態になり、真っ白になってしまうのです。
こうなると中身は何も見えません。
本当の深海の棲息現場は全然濁ってないんですけどね?
何が違うんでしょうか?
硫化水素の入れ方が悪いのでしょうか?
う〜ん、とにかく色々試すしかありません。
今の方法でも色々試しますが、実は、我々には最後の手段があるのです!
その話はまた今度。

バックナンバー
[ 深海コーナの裏では その4 ]
[ 深海コーナの裏では その3 ]
[ 深海コーナの裏では その2 ]
[ 深海コーナの裏では ]

深海コーナー

2010.07.30 トリーター:植田

2010/07/30 ジンベエザメそれともシノノメサカタザメ


先日、新聞報道で房総半島の館山市波佐間漁港近くの定置網にジンベエザメが1頭入網し、捕獲されたとの記事がありました。
大きさは体長5mほどで、性別は分からないそうです。
館山といえば、房総半島の西岸で、大きな区分では相模灘に面します。
今回は相模湾周辺でのジンベエザメ来遊の珍しい記録となりました。

当館にはジンベエザメは飼育されていませんが、時折ジンベエザメと間違われる魚がいます。
その魚とはシノノメサカタザメで、相模湾大水槽の展示生物をダイバーが水中カメラで写して紹介するショー「フィンズ」でも、シノノメサカタザメを指差し「ジンベエザメ」と呼んで、クローズアップのリクエストをする子供さんもいます。
シノノメサカタザメは名前の最後が「サメ」となっていますが、エイの仲間です。
しかしジンベエザメと同じように主な分布は熱帯から亜熱帯にかけての暖かい海域で、日本の本州中部、とくに相模湾辺りまでやってくることは極めて珍しいようです。
私の記憶の範囲では、新江ノ島水族館に移行して6年以上経ちましたが、その間に相模湾では1度だけシノノメサカタザメが捕獲されました。
確か冬場の海水温が低い時期に捕まったので、捕獲時かなり衰弱しており、残念ながら当館に収容されて数日で息絶えました。

今回のジンベエザメも過去に捕獲されたシノノメサカタザメも黒潮の暖かい海流に乗って、はるばるやって来たのかもしれません。
相模湾はまだまだ珍しい魚のやってくる海だと言えそうです。

フィンズ

2010.07.29 トリーター:浜田

2010/07/29 高波注意報


暑い日が続いていますが、えのすいではお客様の暑さを一瞬の内に解消するショーを夏休み公開しています。
それは、イルカショースタジアムのショー「スプラッシュ!」かスプラッシュ!終了後にサプライズで行っている「もう一つのスプラッシュ!」で体験出来ます。

その内容は、一瞬の内に1mを越える高波が発生してお客様目掛けて襲って来ます。
これから逃れることが出来ずに、だだ立ち尽くすのみで、全身びしょ濡れ、ここで今まで体験した事の無い(快・感)を味わう事が出来ます。
高波の発生は、発生装置の気分次第と天気に寄り、発生しない日もあります。
1mの高波は、体長4.5m、体重800kg、のオキゴンドウ“セーラー”が、空中にジャンプして、多量の海水をお客様目掛けて発生してくれます。

(快・感)を体験したい方は観覧スタンドのオレンジの席で中央から左側がおすすめです。
もう一つのスプラッシュ!のときは、ぜひアクリルガラス前に集合してください!

スプラッシュ!

2010.07.27 トリーター:北嶋

2010/07/27 南からのお客様


今年は異様に暑い。
海水温もぬるま湯の様にあったかです。
それもそのはず。今年は南からの海流「黒潮」が相模湾に例年ないくらい接近しているのです。
おかげで、普段は相模湾ではめったにお目にかかれないような珍客に出会うこともしばしば。
今月頭には小田原の定置網にオサガメ(日本近海でみられることすら珍しい!)がはいったり、千葉にジンベイザメが現れたりしています。
そんな大きな生き物と一緒にくっついてやってくる魚がいます。
コバンザメです。
つい先日も大きな回遊魚のおまけでちいさなコバンザメが水族館へやってきました。
体長約4cm。これだけ小さいとまるで寄生虫の様です。
しかし、もう立派に吸盤があり、目つき顔つきはしっかりコバンザメです。

さて、ここでふと疑問が。
コバンザメって生まれた時から吸盤があるの??
飼育事務室で根本トリーターと小谷野トリーターが稚魚図鑑を持ち出して調べ始めました。
「孵化したときは吸盤はなく、胸鰭の上あたりの皮がだんだん変化して吸盤に・・・ それが頭の上へ移動する」
とのこと。体長4cmくらいで吸盤が完成するらしいので、このコはいっちょまえに「小判」ザメになったばかりでしょうか。
まだ小さすぎて展示水槽には出していませんが、大きくなったら大水槽にデビュー。
そして、最近uogokoroでも調子の良いキューちゃんのように一緒に泳げる日を夢見ています。

uogokoro(うおゴコロ)

2010.07.26 トリーター:根本

2010/07/26 深海コーナーの裏では その4


シロウリガイの放浪癖が止まりません・・・ 。
以前にも日誌に登場した深海コーナーの秘蔵っ子のシロウリガイ。数ある深海の貝の中でもかなり飼育が難しいシロウリガイなのですが、現在飼育世界記録を更新しながら深海コーナーの一番大きな化学合成生態系水槽で暮らしています!
毎朝心配しながら水槽をのぞくのですが、そんな心配をよそに突然フラフラ〜っと何処かへ出かけてしまいます。
先週の24 日の土曜日の朝にはどこかへ出かけてしまったらしく行方不明に・・・ 。
その日は一日帰ってこず、日曜日の昼に、まるで何事も無かったかのように元の場所に戻ってきて、泥の中から元気に水管を延ばしていました。
お客さんが多い日に限っていなくなるなんて・・・ 
なかなか憎いヤツです。
こうも安定して見る事が出来ないと、『おすすめです!』と声を大にして言いにくいんです・・・ 。
でも超おすすめ生物ですよ!
なんたってアクリルガラス越しに生きた状態が見られるなんて、他には「しんかい6500」くらいしか無いですからね!
もし来館された際に発見しましたらじ〜っと観察してみてくださいね。
じっくり観察できるのが飼育の良いところです。

ちなみに、彼はなぜ出かけた後もちゃんと戻ってくるのでしょうか?
真実はわかりませんが、私は充電をするために帰って来ているのだと思っています!
彼のご飯は泥の中から沸き出す硫化水素。実はその硫化水素を泥の中から沸き出させるシステムが化学合成生態系水槽にはあり、そのシステムがあるのが右端のハオリムシ前の泥の中なんです。
つまりシロウリガイが戻ってくるその場所なんです。
もしこの説が本当ならば、この水槽がリアルな深海に近づいてるってことですからね、うれしい限りです。
本当の深海でもウロチョロと動き回っているのかもしれないですね。

日曜、月曜と動きが無いので「ただいま充電中」って感じでしょうかね。そして週末にまた動き出すのでしょうか・・・ 。

バックナンバー
[ 深海コーナの裏では その3 ]
[ 深海コーナの裏では その2 ]
[ 深海コーナの裏では ]

深海コーナー

2010.07.25 トリーター:唐亀

2010/07/25 小窓の小話「トビギンポ」


以前から小窓水槽に入れてみたいなぁと思っていた魚がいます。磯の岩場の砂だまりにで見られるんですが、物凄い勢いで砂に飛び込む小さな魚「トビギンポ」。
砂だまりに近寄ると、砂の表面を荒らして何かが隠れるのです。網で砂ごと掬うと、容易く網に入るのですが、網の中でも砂に飛び込むので、なかなか姿を確認できません。
何とか砂と分離して、生け簀に離すと、直立したまま動かなくなり、かなり擦れやストレスに弱く、ちょっとしたことで弱ってしまう魚だと思っていました。

今年初めての個人的採集の時も同じような感じでしたが、そのまま持ち帰りました。
ほとんど泳ぐことの無い状態でしたが、砂をいれた容器に放ったとたん、物凄い勢いで砂にダイブ!砂に潜る事に極端に特化しているようです。
確かに顔つきはとがっていて、体も細長く、なんの飾り気もないのですが、尖った口先は厚く砂に飛び込むのに適していそうです。
砂漠にすんでいるサンドスキンクという砂潜りのトカゲに顔つきが似ているのは、一つの収斂(系統の違う生き物が同じ様な環境で適応、進化すると姿、性質が似てくる状態)なのかと思ってしまいます。
その癖、目は頭の上にちょこんと飛び出していて、結構な脱力顔。その目は良く見るとカメレオンのように、左右別々にくるくる動いていて、更に変さを高めています。
砂の中にいて何を食べているのかというと、近くを通りがかるプランクトンなどのようで、イサザアミを入れると、これまた物凄い勢いで飛びかかって捕まえ、そのままの勢いで砂に潜ります。
小窓水槽では砂を薄くして、全身が隠れられないようにしています。
また、黒い砂を用いて目立つようにしていますが、本来もっと白い砂の所にすんでいます。

一見、何もいないような所にも、好んでくらす生き物がいるんですね。

発見の小窓「小さな地球」

2010.07.23 トリーター:櫻井

2010/07/23 磯遊びを100倍楽しむ方法


水族館は、来ていただいて水槽内の生物を楽しむ以外にも、まるで海にいるかのような気分にもなっていただける場所です。
さらに、自然の海に出かける前に色々と勉強して知識を蓄える、という予習ができる場所でもあります。

今月のテーマ水槽はまさにそんな展示です。
「磯観察」というテーマで、磯に関する様々な情報が満載です。

皆さんが楽しく遊んでいる磯にて、カツオノエボシがすぐ目の前でたくさん打ちあがっている、あるいはまだ打ちあがらずに波間を漂っている・・・ 。
そんな状況を毎年よく見ます。
カツオノエボシの恐ろしさを知らずに楽しそうにキャッキャッと・・・ 。
(カツオノエボシの恐ろしさは7月のえのすいショートムービーを参照。)

磯は様々な生物がいて気軽に楽しめる反面、危険生物や危険な場所、危険な時間帯、危険な事、してはいけない事などたくさんあります。
楽しく安全に、マナーを守って楽しめるように、えのすいで楽しみながら予習をして磯へ出かけましょう!

関連日誌
[ 水族館を100倍楽しむ方法 ]

テーマ水槽

2010.07.22 トリーター:根本

2010/07/22 深海コーナーの裏では その3


今日は数日前から行方不明だったシロウリガイの生存が確認できました!
普段はジ〜っと泥に埋まっているんですけどね、時々フラ〜っとどこかえ出かけて行き、そのまま数日行方不明になるんです。
シロウリガイが入っている水槽には案外多くの生き物が暮らしているのですが、その中にエゾイバラガニと言う大きめのカニがいます。相模湾に生息しているのですが、なかなか採集できない事から幻のカニなんて言われています。
食べるとミルクのような濃厚な味わいからミルクガニとも呼ばれるこのカニなのですが、こいつ、困ったことに弱った貝を食べるんです・・・ 。
シロウリガイが行方不明になるたびに、このカニにやられたのではないかとカニの口元を見ながらハラハラしています。
心配していましたが再び定位置に戻って来てくれました。
一安心です。
飼育世界記録更新中ですからね!落ち着いて頑張ってほしいところです。

ちなみに定位置とはどこかと言いますと、化学合成生態系水槽の右端の枠ギリギリの所です。
斜め上からのぞくように下の方を見ると、殻の先っちょを出して埋まっている姿が見つかると思います。
泥に穴があいていて貝が見えない時は恐怖のお出かけ中です・・・ 。

さて、えのすいには今書いているように飼育員が自由に何でも書ける「えのすいトリーター日誌」や「航海・採集日誌」がありますが、この文章を読んでくれた方からtwitterでコメントを頂けるようですね。
私は時代の流れにあんまり乗れてない感じの人間なので、どうやって見たら良いのか良くわからないのですが、本日親切な方が机の上にプリントアウトしたものを置いてくれていました。
コメントがもらえるのは面白いですね〜。皆さん有難うございます!
せっかくですので、シロウリガイの文章に頂いたコメントにちょっとだけ答えてみたいと思います。

Q. 猛毒の硫化水素をシロウリガイはどうやって解毒しているのか?
A. これがまだ良くわかっていないんです。今まさに、研究者がそれを突き止めようとしているところです。科学の最先端の疑問なんですよ。
アミノ酸のチオタウリンと言うものが解毒したり、体内に住まわせている化学合成細菌に硫化水素を運んだりしているのでは!?と考えられています。

Q. 硫化水素を使ってどうやってエネルギーを作っているの?
A. シロウリガイはエラに硫化水素からエネルギーを作る事が出来る化学合成細菌を住まわせています。
その細菌は硫化水素からエネルギー(ATP)を作り、そのエネルギーで二酸化炭素から有機物を作り出すそうです。
この二酸化炭素から有機物を作り出す仕組みはカルビン-ベンソン回路と言います。
どこかで聞いた事ある名前ですよね〜、そうです、高校の生物で植物が有機物を作り出す仕組みを習う時に出てくる名前です。
植物は光と二酸化炭素を使いますが、深海の化学合成最近は光の代わりに硫化水素などを使っているんですね。
でもその有機物を細菌からシロウリガイにわたされる肝心な仕組みについては謎に包まれています。
なにはともあれ飼育するには硫化水素と二酸化炭素が重要だといえますね!

Q. 深海生物を飼育する事は人間のエゴ?
A. うーむ、そう言われてしまうとそうかもしれないのですが・・・ 。
シロウリガイなんかは相模湾に棲む言わばご近所の住人ですからね、同じ地域で上手く暮らすには相手の事を良く知る事から始めるのが大切かな〜と思っています。
深海なんて人が行かなければ生態系が守れるのでは?と思いがちですが、相模湾の深海にも人間が出したゴミが色々と落ちていますからね、人の生活と無縁でないんです。
そんな現状を伝えつつ、このようなヘンテコな深海生物の生き様を研究し、その様子を様々な方に見てもらうのがえのすいの役割だと思っています。
「へー、こんなのが深海にもいるんだね〜」と多くの方に思ってもらえたらそれで大成功です。

他にも色々質問をいただきましたが今回はこのへんで。

バックナンバー
[ 深海コーナの裏では その2 ]
[ 深海コーナの裏では ]

深海コーナー

2010.07.21 トリーター:倉形

2010/07/21 池のコイ!?


先日、一足早い夏休みを3日間頂き2泊3日の旅を満喫した。
日頃海の近くで仕事をしている事の反動か!?
休みになると山の方面へ行きたくなり、今回の旅行先も長野県の上高地と志賀高原に出掛けた。
天気は梅雨真っ最中。梅雨の晴れ間を期待しつつ友人とふたり車に乗り込み一路目指すは「上高地」。

現地に近づくに連れ段々と雨足は強まり、雲は厚く垂れ込め私たちの到着を阻むかのように思えた。
私自身過去2度上高地を訪れているが、2度とも天気には恵まれたが・・・、今回は梅雨のさなかのため致しかたない。

しかし、友人は1度も訪れたことが無いことも有り、雰囲気だけでも味わいに何とか上高地を代表とする景勝地「河童橋」まで辿り着いた。
休憩を兼ねて昼食をとり、雨の止む気配の無い空を眺めつつ近くのビジターセンターに行く途中、友人が水深の浅い小さな川辺に立ち、水の中へと手を入れると何かが動いた。
私は目を凝らしじっと見ていると、体長10cmぐらいのイワナと思われる魚だった。そのまま暫く見ていると、再び川岸の浅瀬へと戻る姿を見て思わず
「何て警戒心の無い魚だ!まるで池のコイだ」
と呟く自分がいた。

ほんの僅かであるが、自然環境下で逞しく生きる魚を見ることができホッと癒されたひとときであった。

夏休みも始まったばかり!これからみなさんもフィールドに出掛ける機会が有ると思います。天候や体調に気をつけ、また危険な場所に近づかないなど、ルールやマナーを守って楽しい夏休みを満喫して下さい。

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