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えのすいトリーター日誌

2009.07.03 トリーター:工藤

2009/07/03 イルカの相性


みなさんこんにちは☆
梅雨の季節がやってきましたね・・・。
寒いのには強い私ですが、暑いのとジメジメにはめっぽう弱いんです。

実は私、3ヶ月ぶりのトリーター日誌だったんです!
前回書いたシェリルとの仲はどうなったかといいますと!?
自分では良く分かりませんが、少しは信頼関係が生まれてきてるといいなと思っています!

最近はイルカも恋の季節が始まり、ショーに出演している唯一のオス『アテネ』はおねえさんイルカにくらくらしちゃってくっついて泳ぎ回っています。
そんな中でもシェリルは他のメスとはちょっと違う事が分かりました。
追われたら、逆に追い掛け回す!!
やられたら、やりかえす、みたいな感じです・・・。
びっくりしました(笑)
本当に気の強いイルカなんだとつくづく思いましたね。
でも姉御肌みたいなところもあり、弟分のアテネと一緒にトレーニングをする時は妙に張り切ってる感があるんですよ。おもしろいですよね!

これからもシェリルのおもしろい一面を観察していこうと思います♪
また、皆さんにも報告しますね!

イルカショースタジアム

2009.07.02 トリーター:森田

2009/07/02 海開き


いよいよ夏本番!!
7月1日は海開きでしたね。もう海水浴に出かけた方はいますか??
暖かい沖縄では6月頃には海開きですが、実はもっと早く海開きする場所があります。
小笠原諸島の父島・母島という島はなんと1月1日、元旦に海開きなんです。
ほぼ1年中海で泳げるという暖かい島です。
ぜひ1度行ってみては(^^)??

そして、今日は海水浴で気をつけるべき生き物、『有毒生物』を3種類紹介しましょう。

ガンガゼ
ウニの仲間です。
他のウニに比べて棘が長いのが特徴で、比較的わかりやすいですよ。
実は僕もふくらはぎを刺されたことがあるんですが、パンパンに腫れて1日中痛かったです。

ゴンズイ
えのすいの相模湾大水槽で飼育しています。
胸鰭と背鰭に毒があり、群でかたまって泳いでいます。
かたまって泳いでいる様子がボールのように見える事から「ゴンズイ玉」と呼ばれていますよ。

ミノカサゴ
鰭や模様がとてもキレイですが、それに騙されて触ってしまうと一大事です。
鰭に毒があり、激痛と共に患部が腫れてしまいます。

この3種類に刺されてしまったらすぐ病院へ行きましょう。
海水浴に出かける前に、どんな有毒生物がいるか知っておくといいかもしれませんね。

2009.07.01 トリーター:秋山

2009/07/01 海水浴?


いよいよ今日から7月。夏休みまで、もうあと少しですね!
えのすいの目の前に広がる片瀬海岸も、ついに海開き。
これからのシーズン、暑い日差しの中、海水浴を楽しむ人で賑わう事でしょう。

僕も小さい頃は、よく海に遊びに行って、小魚を追いかけたり、クラゲに鉢合わせたり、足の着かない所まで進んでしまって焦ったりしていました。
海で泳ぐのって結構楽しいですよね!

実はイルカショースタジアムにも海水浴の様に楽しみながら?泳ぎの練習に励んでいるアシカの仲間がいます。
「トトロ」という名前のメスのオタリアで、現在16歳になります。
僕の担当しているオタリアです。

『アシカなのに泳げないの?』と思うかもしれませんが、全く泳げないわけではないんです。
ただ、普段イルカ達が生活している様な大きなプールでは泳いだ事がなく、プールサイドに連れて行くと、腰が引けていたり、小さい子どもが駄々を捏ねる様に、「絶対入んない!」という感じで身を寄せてきたりしていました。

でも、最近では夕方に、イルカ達に別のプールへ移動してもらって、練習を始める様になったんです。

まずは浅瀬に一緒に入り、浅瀬の中を動き回ったり、顔を水の中につけたり、少しずつ大きなプールにも慣れてきました。
なかなかプールの中を泳ぎ回る事は出来ませんが、昨日は深い所でも少しだけ泳げるようになったんです。

「トトロ」はまだ、ショーには参加していないので、みなさんのお目にかかることはあまりないと思いますが、「トトロ」が大きなプールでも悠々と泳ぐ事が出来る様、応援して下さいね!

イルカショースタジアム

2009.06.29 トリーター:北嶋

2009/06/29 個体識別


水族館にはいろんな生き物がいます。
イルカやペンギン、魚も、黄色やしましま、丸かったり細長かったり・・・ 。
現在えのすいには、全部で約770種4万5000点もの生き物が飼育されています。
種類が違えば姿かたちも違うのは当たり前。
でも、同じ種類でも、おんなじように見えて、よーく見るとみんなそれぞれ顔が違ったり、色や模様がが微妙に違ったりするものです。
特徴をつかめると個体識別ができて、「モノドン」やら「トロン」みたいに名前をつけちゃうこともできます(うおゴコロみたいに)。 イルカもショーで個々の見分け方と名前を紹介してますよね。

今日、えのすいに実習に来ている学生さんにちょっとしたお願いごとをしました。
おととい外デビューしたばかりのアカウミガメの個体識別です。
アカウミガメの標準的な形態図をわたして、図に「ここのウロコが多い」とか「この甲羅が丸い」とか「色白だ」とか、いっぱい特徴を書き込んでもらいました。

ウミガメ担当者はなんとなくそれぞれを見分けられますが、そうでない人にはどれも似たり寄ったりでわかりません。
特徴がはっきりしていれば、誰でも見分けられます。
飼育はチームプレーですから、即座に誰もが見分けられれば、担当者がいなくて何かあった時も、すぐに対応ができます。

アオウミガメはすでに特徴わけできるようにしていて、じつは名前も付いています。
去年卵を産んだのは「のんき」。
しっぽに“おでき”があるのは「色白」くん。
てなかんじに。
アカウミガメはナンバーで呼んでいて、識別もはっきりしてなかったので、ここでしっかり見分けて名前もつけちゃおう、となったわけです。

今日のデータをまとめたら、後日名前を発表いたします。
実習生さんのおかげで、これからアカウミガメたちもかわいい(?)名前でよんでもらえるようになるでしょう。

※ウミガメの個別の名前は、ウミガメプールに表示していませんので、気になった方はトリーターに聞いて下さいね!

ウミガメプール

2009.06.28 トリーター:鬼丸

2009/06/28 コハク


今ペンギンプールには、換羽の終ったペンギンが1羽います。名前はコハクです。
コハクは昨年の3月、ここ新江ノ島水族館で生まれたペンギンです。
コハクという名前は、公募でつけていただきました。
母親がハクという名前ですので、そのこどもということで、コハクという名前をつけていただきました。

コハクは今では他のペンギンと同じ体の模様ですが、換羽する前は体の模様が異なっていました。
どこが違っていたかというと、首から頭にかけての白いラインがありませんでした。
そして胸の部分には黒いラインがなかったのです。
しかし換羽したことにより、他のペンギンと同じ体の模様になりました。

ペンギンプールをご覧いただくと、ひときわきれいなペンギンがいます。それがコハクです。
また翼のつけねにタグがついていないので、それでコハクだと確認できます。

ペンギン・アザラシ・オットセイゾーン

2009.06.27 トリーター:北田

2009/06/27 アニメから始まるコミュニケーション


最近のアニメやマンガは、舞台が現代の地域と照らし合わせることができるので、各地で町おこしやイベントが行われているようです。
とあるアニメでは、とある神社が有名になり、今日から始まった人気アニメ劇場版も箱根で設定地図が配られるほどですし、各地で今後も増えてゆくことと思います。
このようなアニメから地域を知ってもらうということは、ごく一部の人だけではなく、私たちが地元を知らない人に伝える手段の1つにもなります。

これは私の本当にあったお話。
当たり前の話ですが、私たちトリーターは水族館内、外でたくさんの人に出会います。
ほとんどの方は神奈川県を知っていて「えのすい」を知っている方でしょう。
では、もしあなたが話しをしている相手が日本に初めて来た方で、「江の島」そして「えのすい」を知らなかったらどうやって知ってもらいますか?
これは、私がJAMSTECの船にて起こった話です。

まだ、JAMSTECの船に乗り始めて数回目の時、外国の研究者とお話する機会がありました。
水族館の人という認識はしていただいているとは思うのですが、江の島がいまいち良く分からなかったようです。

「江の島ってどこですか?」

「神奈川県の藤沢市の・・・ 」とか「Yokohama〜」って言えば普通に伝わったの
かも知れませんが、ついついこんなことを言ってしまいました。

「マンガ好きですか?バスケットのあの有名なマンガ知ってますか?そうです。あれで最後、島が出ますよねあれですよ。あれが江の島。あの後ろあたりに道があって、水族館があるんですよ。」

「ああ、あそこに水族館があるんだ」

その後は会話がはずみました。
多分、位置的には分かってもらえてはいませんが、すごい水族館というイメージができたと思います。
マンガやアニメって、今では世界で通用する話題なんだなあと思いました。

実はここ「えのすい」もマンガの舞台になっているのです。
詳しい話はできませんが、観覧側だけではなく、バックヤードの予備水槽室や当直室までしっかり描かれています。
トリーターの机に散らばった小物類や当直室前のポットの位置など忠実です。
ストーリーでは「江ノ倉水族館」になっていますが、是非、「えのすい」を知らない方にはこんな角度から話してみてはいかがでしょうか?

2009.06.26 トリーター:浜田

2009/06/26 梅雨の雨


日本には雨の種類がたくさんあります。梅雨時なので色々な雨を上げてみましょう。

地雨(じあめ)
しとしとと、何時間にもわたって降り続く雨。

霧雨(きりさめ)
霧のように細かい雨。

俄雨(にわかあめ)
突然に降ってきて、すぐに止んでしまう雨。

夕立(ゆうだち)
夏の夕方にざあざあと激しく、短時間に降る雨。

甘雨(かんう)
草木を潤す雨。

まだたくさんありますが、梅雨時思い浮かぶのは、小糠雨(こぬかあめ)でしょう。
まずは、この歌い出しから

  小ぬか雨降る、御堂筋こころ変りな、夜の雨。

ご存知、「雨の御堂筋」です。
この小ぬか雨とは、非常に細かい雨で濡れても我慢出切る雨です。

次に思い浮かぶのは、「アカシヤの雨がやむとき」でしょう。
この歌に出てくる雨は、樹雨(きさめ)のことで、濃霧の林を歩いているときに木の葉から落ちてくる雨で、アカシヤの並木を歩いている時に、アカシヤの木から降る雨です。

水族館でも、いままで体験した事も無い雨に出会う事が出来ます。
ヒントはこの歌で

  小ぬか雨、水の中にも、アメフラシ。

なぎさの体験学習館に入場してください。

2009.06.25 トリーター:神応

2009/06/25 相模湾大水槽の見どころスポット


相模湾大水槽の見どころスポットを紹介いたします。
えのすいも5年目となり、相模湾大水槽の魚たちもさまざまの場所で住み分けしています。
相模湾大水槽のそれぞれの窓(アクリル面)から見える魚たちを紹介いたします。

相模の海ゾーンを入って正面の水槽を曲がると、長い窓があります。この場所では、クマノミがサンゴイソギンチャクの横で生活をしている様子が見られます。このことを共生と言います。
また、大きいイサキが群れで回遊してきます。20〜30秒待つと来ますので楽しみにして下さい。

丸窓の場所では、ホンソメワケベラが魚たちの体を掃除しているシーンを見る事が出来ます。次から次と魚達が寄って来ます。

大水槽正面では、上層部ではマイワシの大群、シイラが泳ぎ、中層部ではイサキ、マアジ達、底層部ではヒラメの模様をしているツバクロエイが居ます。
両サイドには広いスペースがあり、特に右側は、夜行性のネコザメ、ドチザメが生活しています。
皆それぞれの魚が、自分の住みやすい場所を選んで過ごしています。そんな、生態系を再現した相模湾大水槽をぜひ観察して見て下さい。

相模の海ゾーン

2009.06.24 トリーター:石川

2009/06/24 やっぱりコハクの話


今月に入って既に何人かのトリーターがペンギンの換羽についてお話ししています。
本当は「梅雨時とペンギン」の話しとか最近気になっている「コンペイ」の話しをしようかと思っていたのですが、やっぱり今が旬、私が不在にしている間に劇的に換羽が進んだ“コハク”の話をしましょう。

フンボルトペンギンの換羽は毎年全羽に見られることで、その時期になれば20羽いるフンボルトペンギンのどれかが換羽をしている状況を見ていただける、さほどめずらしい状況ではないことなのですが、“コハク”は昨年孵化した個体で今までは幼鳥の羽毛をまとっていました。
これが成鳥の羽毛へ換わるのですから、大変身です!

特に換羽したては、白は輝くような白(大げさかな?)、黒というよりはグレー、顔の羽毛がない部分も換羽したては羽毛が生えているので、顔の感じもしばらくは全体的にぬいぐるみ系になるので、厳つい個体も可愛く見えます。
全羽に識別タグがついていなくて、一緒に換羽が始まったら私たちトリーターでもその識別は困難です。

今回のコハクの幼鳥から成鳥への変身は2002年以後はじめてなので、私にとっては皆既日食みたいなイベントです(本当は毎年お目にかけられると良いのですが・・・)。
6月20日にはまだ成鳥の羽毛は見られませんでしたが、今日6月24日ではもう首回りと頭しか幼鳥の羽毛は残っていませんでした。
羽毛が抜け始めたのは6月16日ごろなので、約10日間での変身です。

ただ、実際に換羽期間とするのは、換羽準備のために餌を多く摂取し始めてから、抜け換わって給餌量や体重が元に戻ったところまでが換羽期間になりますから、見た目よりその期間はずーっと長いことになります。

そして最後に羽毛が残るところがあります。
後頭部のあたりです。
個体によっては若干ずれたり、思いがけないところに羽毛が残っていたりしますが、ペンギンが羽づくろいしたときに嘴でも足でも翼の裏でもとどかないあたりです。
体の硬いペンギンがわかる時でもあり、きっと孫の手がつかえたらほしいだろうなと思うときでもあります。
こんなときはいつも後ろから“ピッ!”って抜いてしまいたくなるのです(抜くと間違いなく怒ります!)。
“コハク”は抜けるのが早いかもしれません。
最後の一本がついているのを見られたら、とても運がいいかもしれないですよ。

ペンギン・アザラシ・オットセイゾーン

2009.06.23 トリーター:今井

2009/06/23 “川魚のジャンプ水槽”CM3


関東地方では6月10日に梅雨入りしましたが、梅雨前線が停滞している間は、局地的に大雨が降ることがよくあります。
川が氾濫しそうな時、魚たちは急流にもまれて流されないように安全な場所に避難します。
水嵩が増すと、ふだんは川岸の草むらのような場所に、大小の魚たちが群れ固まったりします。
オオクチバス、コイ、ワカサギ、モツゴなど、ふだん一緒にいたら食べられてしまうであろう魚種たちも、「こんな事態だから勘弁してね」とばかりに混ざり込み、濁流に黒い塊となって、ぼんやり見えるときがあります。
でも、そんな所を狙って捕まえに行く人も中にはいるんですね。
地元の慣れた方で、昔からそうして漁獲してきた人ならともかく、面白半分では危険ですから、皆さんは真似しないでくださいね。

この辺の海岸ですと、悪天候の少し前に浅場に寄るクロダイを狙って、荒海に竿を持ち出す、黒鯛釣氏が昔は多かったものですが、時代が変わったのか、ほとんど見かけなくなりました。

ところで、当館2階の“川魚のジャンプ水槽”では、水量が絶えず変化する河川で、生き生きと暮らす川魚の行動が観察できますよ。
現在のところ、他の水族館では行っていない、遡上行動の展示ですので、是非一度ご覧下さい。

バックナンバー
[ “川魚のジャンプ水槽”CM2 ]
[ “川魚のジャンプ水槽”CM ]

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