2008年02月16日
トリーター:大下

しまふくろう

シマフクロウは、北海道東部に 130羽程度しか生息していない絶滅の危険性のあるフクロウです。
最近、北海道北部にメスのシマフクロウが確認されたため、保護していたオスを北部にて放したところ、この移り住んだメスとペアになったそうです。
なぜ東部で保護したオスをわざわざ北部で放したのかというと、最も多く生息している東部地域のシマフクロウの血が濃くなる危険性を回避するためです。

水族館や動物園では、この血が濃くなってしまう問題を解消するため、ブリーディングローンというものがあります。ブリーディングローンとは、各園館が連携をとって、成熟したオスとメスを集めて繁殖をおこなうものです。
このような取り組みをおこなうことにより、近親交配をさけ、血が濃くならないよう努力しています。

イルカショースタジアム

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