2008年06月10日
トリーター:島津

オキナガレガニの話


先日、磯採集で変わったカニがとれました。
このカニは海をただよう流木や浮き球、海藻などに居ついて生活しています。
大西洋ではこのカニの仲間は「コロンブスガニ」と呼ばれています。
その昔、コロンブスが大西洋を航海していた時、このカニを見つけて「陸地が近い」と乗組員を勇気付けたことからこの名前がついたそうですが、本当は漂流生活をするカニなので出任せだったようです。

また、その他にもアカウミガメにも居つくようなので、産卵の為砂浜に上陸した時、砂の上に振り落とされたり、卵と一緒に砂の中に埋められてしまうこともあるようです。
以前、アカウミガメの卵を保護のため掘り返したところ、このカニが埋まっていたこともあったようです。

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