2008年06月21日
トリーター:唐亀

水底の星日誌 2 「王ラー」

カニをあつめています。来月のために。
やおらみごとな不定期っぷりではありますが、さておととい磯採集に行ってまいりました。
大潮の磯。狙うはスベスベマンジュウガニ、ベニツケガニ、オオギガニ類。
よくよく考えると、幼少の頃以来こんなにもカニ「だけ」狙いの採集はなかったことです。

やや風があり、水面がさざ波立っているものの、幸先良くスベスベマンジュウガニをキープ。
数種のカニを採集して、やや大振りの石を持ち上げたところ、ベニツケとエンカウント。
石を持っているので直ぐに手を出せず、体勢を整え、いざ手を出すと見事な威嚇のポーズを取られてしまいました。
見事に怯む私。
そしてそそくさと去るベニツケ。みごと惨敗。

気を取り直し、探し回ると同じくらいのイシガニとエンカウント。
今度はすぐに甲羅を押えて無事キープ。
しかし、この後一緒に行ったトリーターが、一寸バケツに手を入れたら、いきなり襲い掛かられ流血することに。
ベニツケやイシガニなどの「ワタリガニ類」はハサミのトゲが鋭く、挟んで引くと皮膚が裂けるほどです。
気性も荒く、積極的に狩りをするので、陸上動物でいうと虎やヤマネコなどにあたるのでしょうね。

バックナンバー/関連日誌
[ 水底の星日誌 1 ]
[ チョッ玉 ]

イシガニイシガニ

RSS