2009年02月13日
トリーター:足立

月にほえろ


今月は 9日が満月、25日が新月です。そしてその前後数日間は、海の潮の満ち引きの差がとても大きくなる大潮の時期です。
最干潮の時間帯に磯に行けば、潜らなくてもいろいろな磯の生物を見つけることができるので、私たち海に関わる仕事をしている人間にとっては、かなり重要な期間なのです。

きょうは 13日なので、もう大潮は終ってしまいましたが、それでも、まだ、わりと潮がよく引きます。
実は今も 2人のスタッフが、それぞれフジツボとクラゲを狙って、遠出しているのです。

干潮時はフジツボを採って、満潮時はクラゲを採るのだそうです。
ふわふわ浮かんでいるクラゲは、満ち潮と共に岸近くに運ばれてくるのです。
さあ、成果はどうでしょうか?!
狼男は月を見ると変身してしまいますが、満月だ、大潮だ、と、ハイテンションで海へ繰り出す私たちも、かなり月の魔力に支配されている感じですね。

月といえば、今年は人類が初めて月に降り立ってから、40年目の年なのだそうです!
40年も前に、すごいことをやったもんだなあと思いますが、それ以降も、月以外に人類が足を踏み入れた別の天体は(たぶん)まだないのですよね・・・ 。
でも、好奇心旺盛な私たち人類は、きっとそれほど遠くない未来に、もっと遠い宇宙まで出かけて行って、いろいろな出会いを体験するのでしょう。
どんな奇天烈な出会いも、'それはそういうものとして'柔軟に受け止めることができるように、私は、地球の海の不思議な無脊椎動物たちとそのいとなみを観ながら、日夜訓練しているつもりです。

Moon JellyMoon Jelly

RSS