2010年01月19日
トリーター:秋山

オットセイとアシカ


先日、岩手県の河口付近に、オットセイのこどもが現れました。地名にちなんで「たろうちゃん」と名付けられ、人気を集めていましたね。
時々、お客さまがオタリア(南米アシカ)を見て
「オットセイ!オットセイ!」
と話されていたり、
「オットセイとアシカって何が違うの?」
という質問を受けたりします。

さて、オットセイとアシカ(カリフォルニアアシカなど)の見分け方はご存知でしょうか?

オットセイもアシカも鰭(ひれ)状の脚を持った鰭脚類のアシカ科に属している同じ仲間なので、非常によく似ています。
でも、オットセイとアシカには見た目の違いが幾つかあるんです。

オットセイは、ほっそりとした顔つきをしていて、アシカは鼻づらが太く短い顔つきをしています。

そして、鰭状になった前後の脚はオットセイの方がアシカよりも長く、水中の生活により適応しています。

さらに、じっくり見てみると、毛の密度の違いにお気づきになるかもしれません。
オットセイもアシカも、寒さから身を守る為に長く硬い上毛と細く柔らかい下毛の二重構造で覆われていますが、アシカは下毛がほとんどありません。オットセイの方がより多くの下毛が生えているので、より保温効果を高められる構造になっているんです。

“えのすい”には、キタオットセイの「スバル」や、ショーに登場するオタリアたちがいますので、百聞は一見にしかず、ぜひ違いを見に来てください!

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イルカショースタジアム

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