2010年01月28日
トリーター:唐亀

カナダからの贈り物


きょうは風が強いと思っておりましたら、雨が降り出してきて嫌な感じの江の島ですが、昨晩、はるかカナダはバンクーバー水族館より数種類の生き物がやってきました。
日本に分布していないイソギンチャクやヒトデが主ですが、中には魚も。

カジカの仲間のセルフィンスカルピン、グランドスカルピンの 2種類です。
グランドスカルピンは日本でも観察されていて、クチバシカジカの和名を持っています。
かつて、魚類図鑑でその姿を見た時、ぜひ本物が見てみたいと思っておりました。
顔はマスカレードパーティーの仮面のようですが、その後ろに付いている体は子豚のおしりのようで、しかも 2頭身。
実際見てみるとかわいらしいのなんの。
ちょこちょこ底を移動しながら、餌をついばむ姿はウズラにも似ています。

そして、セルフィンスカルピンですが、写真を見る限りではそれほどではなかったのですが、実物をみてみるとクチバシカジカに勝るとも劣らないかわいらしさ。
背びれをくねくね揺らめかせて餌をねだって近づいてくるさまは何かに擬態しているのかもしれませんが、とても興味深いところです。

これらの生き物たちは来月のテーマ水槽「カナダからの贈り物」での出演者です。
かわいいものマニアの方、底モノマニアのみなさま、ぜひ。

グランドスカルピングランドスカルピン

テーマ水槽

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