2010年05月22日
トリーター:豊田

イカのタマゴ


こんにちは!きょうも江の島は暑いです!!

さて、食卓の魚水槽が沿岸水槽にリニューアルして 1か月。この期間、よく見ると新たな生き物が入っていたりと、マイナーチェンジもそこかしこでおこなわれておりますが、きょうは、一見特には変わっていないイカの水槽のお話です。

一見というからには理由が・・・。
この水槽、実は自然に変化しているのです。
というのも、イカの卵が、日々増えているのです!!
コウイカの産卵シーズンにあたるこの季節、水槽にも産卵できるようにと、魚網を設置しました。
自然界でも、落ちている木や、海藻、魚網などに卵を産みつけます。

一番最初に魚網の右端に産卵したのが 4月20日、その後魚網の両サイドが順調にうまり、下の方に産み始めたのが 4月29日、下の方もうまり、水槽の底にまで産み始め、掃除のため潜ってみると、みなさんから見えない場所に吊るしてある酸素供給用のチューブにまでびっしり!!
敵からカモフラージュするために砂をまぶすなど、丁寧な仕事もうかがえます。

この卵の中では、目には見えないけど大きな変化が繰り広げられているはず!!
ふ化するまでは、約 40日。
いつ子イカが出てきてもいいように準備はしっかりしておかなければと、水槽を見るたびに思います。

産まれたらまたご報告しますので、ぜひいらしてください!!

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