2010年09月25日
トリーター:根本

ウナギと北里大学と私


きのう、朝バスに乗りつつボケ~っと新聞を読んでいると、深海の洞窟で新種のウナギが発見されたというニュースがありました。
見出しには我が母校「北里大」の名前が大きく出ているではありませんか!
よくよく読むと、我らが北里水産学部の名誉教授が同定に関わっていらっしゃるとの事!
こちらの先生と私は研究室は違いましたが、学芸員の実習で魚類検索を使っての同定や標本作りを教わったり、テニスの試合でダブルスを組んで出たてもらったりと、と~ってもお世話になった先生なのです。
卒業して 5年経ちますが、今でも深海の調査船で一緒になることもあり、講義では質問など一つもしたこと無かったのですが、今は教えてもらってばかりでお世話になりっぱなしです。

卒業して三陸を離れる時は『卒業したら先生や卒業生なんてなかなか合うことも無いだろうなぁ』と思っていましたが、毎年のように先生方と一緒に調査船に乗り、仕事相手や他館の飼育員が北里の先輩や後輩だったりと、どこへ行っても北里大関係者会います。
ちなみに“えのすい”にも先輩と後輩がいるんですよ。世間は狭いですね。でもこういうのっていいもんですね~♪

学生の頃は同じ出身大学が同じだけで喜んでいるおじさんたちを見て「大学が同じだけでそんなにうれしいものなのかな~」なんて思ってましたが、今は気持ちが良くわかります!うれしいもんです!

この新種のニュース、同級生達も見たらしく「見た?ウナギ、先生載ってたよ!」みたいなメールが遠くはニュージーランドから来ました。
このようなニュースや友達との交流はいろいろと大学時代の熱い暮らしを思い出させます(大学生に戻りたくなってきてしまいます・・・) 。

北里大学水産学部(今は海洋生命科学部)は岩手の三陸町という辺境の地ありますが、そのぶん他の大学では味わえないパンチの効いた生活がありました!
進路に迷っていて生物好きというあなた!北里がありますよ~。

という、とりとめも無いお話でした。

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