2010年12月29日
トリーター:武藤

イルカのひれ


みなさんこんにちは。
きょうはイルカのひれについて少しお話します。

みなさんもご存じだと思いますが、イルカは魚ではありません。イルカは私たちと同じ哺乳類なんです。
でもイルカたちは海で暮らす生き物なので、陸で生活している生き物とはいろいろなところが違います。

陸上動物との大きな違いは、イルカにはひれがあるということです。
このひれなんですが、イルカたちには胸びれ、背びれ、尾びれと、3か所にひれがあります。
胸びれは方向転換などに、背びれは高速で泳いでも安定して泳ぐ為に、尾びれは水中を泳ぐ為の原動力として、それぞれ役割があります。

この 3か所にあるひれなんですが、実は骨が入っているのは胸びれだけなんです。その他の 2か所には骨は入っておらず、皮膚が変化したものです。
胸びれには私たちの手のように 5本の指の骨がしっかりと入っており、物を握ったりすることはできませんが、振ったりすることはできます。
触ったときの感触も独特なものがあるんです。

新江ノ島水族館ではイルカと握手ができる体験プログラムもありますので、ぜひ、胸びれの感触を確かめてみてください。

バンドウイルカの胸鰭バンドウイルカの胸鰭

イルカと握手

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