2011年03月22日
トリーター:岩崎

計画停電


巨大地震と大津波、原子力災害で被災されたみなさまにこころよりお見舞い申し上げます。

新江ノ島水族館では、館全体で消費電力の節約に取り組んでいます。
15日から始まった第一グループの計画停電実施中、“えのすい”も停電してしまいますので、さまざまな対策が必要になります。

魚類やクラゲなどの無脊椎動物は、停電のため数時間循環ろ過機やエアポンプ、ヒーターや冷却機が停止してしまうと、酸素不足や水質の悪化、急激な水温の変化で回復が難しくなってしまいます。
“えのすい”では電力会社から電気が送られて来なくなると、非常用自家発電機が作動して必要な場所に電気を送ります。発電機とつながっていない水槽には、電池式のエアポンプで空気を送ることで生物たちの命を守っています。また、急に停電や復電をすると壊れてしまう機械類は、停電前に止めて、停電終了後に復旧させることで事故を防いでいます。

前日や当日に予定が決まる計画停電の影響で不規則な運営が続きますが、生物たちは元気に過ごしています。特にショースタジアムの仲間たちは臨時休館中少々退屈なのか?開館した時にはとてもはりきってショーに参加してくれます。
開館予定をホームページでチェックしていただき、ぜひ遊びにきてください。ひとりでも多くの方の笑顔が戻るように、“えのすい”は応援し続けます。

オタリア「マミ」オタリア「マミ」

イルカショースタジアム

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