2011年07月09日
トリーター:佐野

大水槽の穴


相模湾大水槽には、魚たちが毎日元気に生活してもらうためにさまざまな工夫がされています。
そのうちのひとつに水流があります。
水流を作ってあげると水槽内の水をかき混ぜて酸素を行き渡らせてくれたり、水槽内の汚れの蓄積防止などのいいことがあります。

見やすい水の噴き出し口は、相模湾大水槽最下部、右下の岩に小さく空いています。
見た目には普通の穴ですが、この穴からは濾過槽を通過してきれいになった水が勢い良く噴き出ています。

どのくらいの勢いかというと、掃除などでうっかり前を横切ろうものなら、私など横殴りに押し流されてしまうくらいです。
たまにふらっと吹き出し口の前にやってきたコショウダイも、あおられているようすが見られます。

一方で、この流れに立ち向かうガッツのある魚もいます。
uogokoroでもおなじみ、孤高のコバンザメの「キューちゃん」です。
「キューちゃん」はよく、半トンネル付近の吹き出し口で流れに逆らって一生懸命泳いでいます。
この流れも「キューちゃん」の運動に役立っているのかなと思っています。

コバンザメコバンザメ

相模湾ゾーン

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