2011年12月05日
トリーター:笠川

グラスの中を見つめると・・・


クラゲのグラスツリー、今年も大人気です。
携帯片手に、またはデジカメを構えて、ツリーの周りには 2重3重と人の輪ができています。
ツリーやタワーって、つい目の前にするとテンションが上がってしまうものですよね~。

このクラゲのグラスツリーについて、たまにお客さまに質問されることがあります。
「このクラゲはどうやって世話をしているんですか?」

お答えいたします。
3日に 1回全部入れ替えています。
3日に 1度タワーを崩して、クラゲと水を出して、グラスをきれいに洗って、また海水を決まった量入れて、今度は裏で世話をしていたクラゲを入れて、またタワーを組んで、グラスツリー完成です。
3日に 1回はフレッシュなツリーになっているということです。

それまで入っていたクラゲは?
裏の水槽に戻ります。
次の入れ替えのときにまだそんなに大きくなっていなければ、またグラスツリーに出ることもあります。
交代制でグラスの中に入っています。
交代要員はたくさんいたほうがいいので、ただ今、裏のバックヤードのクラゲ生産室(クラゲを増やして育てているクラゲ専用の部屋)では、このグラスツリーのグラスにちょうど見合うサイズの子クラゲを一生懸命育てています。
グラスの中で、ちょうどいいサイズ。
小さ過ぎるとよく見えない・・・
大き過ぎると狭そう・・・
ちょうど10円玉ぐらいのサイズですかね。
ポリプからエフィラを出して、ひたすら、見合うサイズまで育てる。
そのうち、ちょうどいいサイズを通り越して大きくなってしまうので、ひたすら、エフィラから大きくするのを続けています。

普段も展示するためにミズクラゲを育てているのですが、サイズを気にする必要があるので、いつもより多く、気合いを入れて大量に育てています。
なので、今、クラゲ生産室は小さなミズクラゲでいっぱいです。
小さいのがいっぱいでかわいいですよ。

きれいに積み上げられたグラスのツリー、そしてその中で小さく拍動する丸い白色半透明のミズクラゲ。
クラゲファンタジーホールの幻想的な空間にマッチしてとてもロマンチックです。

ぜひ、クラゲのグラスツリーを眺めながら、素敵な一時をお過ごしください。
デートにオススメです。

ミズクラゲミズクラゲ

クラゲファンタジーホール

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