2011年12月25日
トリーター:植田

現在のウミガメ展示プール


12月7日から 9日まで全館整備・修繕のためのお休みをいただきました。その間にいろいろな水槽・プールの大掛かりな掃除もおこないました。
そしてリフレッシュして 10日からまた新しい気持ちで営業再開となりました。
休館中の作業などダイジェストでこの日誌のページでお伝えしましたが、まだ伝えきれていなことがありました。
休館中に屋外のウミガメプールも全て排水してきれいに汚れを落とし、それまで暮らしていたウミガメたちは、冬越しのため屋内の加温設備のある予備水槽に引っ越しました。
予備水槽は裏方なので、ウミガメたちをしばらく見ていただくことはできません。
その間、冷たい海が得意な生き物たちを見ていただいています。
「がんばれ!東北の水産養殖」とテーマを掲げ、3月11の大震災で大変な被害を被った東北地方の水産養殖と養殖生物に焦点を当てた展示をおこなっています。
我々が少しでも復興のお手伝いをするとしたら、我々がまずできることは生物の展示を通した情報提供だろうということで、来館のお客さま向けに東北地方の惨状や復興に向けた活動について解説パネルで紹介しています。
同時に主な養殖生物も展示しています。
現在展示している生物は、魚類のマツカワとクロソイ、軟体動物(二枚貝類)のマガキ、原索動物(ホヤ類)のマボヤです。
これらの生物は、東北に近い北海道の小樽水族館さんにお世話になって入手いたしました。
彼らは 11月29日に“えのすい”にやってきたのですが、やってきた当時、マツカワは大人の掌よりやや小さい程度のサイズでした。それが 1か月経たないうちに、1.5倍程度の体長にまで成長しました。
毎日、午前と午後 2回、満腹になるまで餌を貰っています。展示が終了する予定の 5月始め頃には、どれくらい大きくなっているでしょうか。

関連日誌
休館日報告

マツカワマツカワ

ウミガメの浜辺

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