2012年03月16日
トリーター:伊藤

今週のおすすめ展示生物


フウセンウオ
私が担当する「冷たい海、暖かい海ゾーン」にやってきてもう一月半になります。
普段は動き回らず、透明なケースに吸盤でくっつくようすをご覧いただいています。
ケースの透明度を保つため、ちょくちょくアクリル面を掃除するのですが、私が手を入れても、やさしくつかんでも、どいてくれません。まさに「吸盤」でくっついているな、という「ピッタン」感なのです。
そんな彼らも餌の時間にはちょこまか積極的に泳ぎます。
HPで公開中の動画「フウセンウオのパクッと給餌」でそのようすがご覧いただけます。
ちなみに動画中で、餌を右へ左へ意地悪しているのは、私です・・・ ごめんなさい。


チンアナゴ
私は常々、「他では見られないような隠れたキャラクターを発掘して、紹介したい」という思いが強いのですが、一方では、皆さんが水族館にいることを当たり前に求める「定番の珍種」にも力を入れたいと思っています。
「冷たい海、暖かい海ゾーン」の後半の水槽に追加で展示しました。
多いときには 10匹以上が、砂の中からにょろにょろ首をもたげて、餌の生きたプランクトンを食べています。
餌は一日 4回与えており、一回与えるとしばらく食べていますので、うまく当たればご覧頂けます。

ピーコックガジョン
最近、皇室コーナーのハゼ水槽にお目見えしました。
ちょっと魚がさびしかった水槽だったので、多国籍できれいな小型種に泳いで貰うことにしました。
本コーナーの古株、タメトモハゼを極小にしたような感じでとてもカラフル。
割と物怖じしない性格なので、水槽内でも隠れずによくごらんいただけます。
繁殖でもしてくれないかなーと、日々観察中です。

フウセンウオフウセンウオチンアナゴチンアナゴピーコックガジョンピーコックガジョン

※フウセンウオの展示は終了しました。

皇室ご一家の生物学ご研究

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