2012年06月28日
トリーター:大内

夏の海にご用心


あとちょっとで 7月です。
海開きまであと少し。夏は海でおもいっきり遊びたいという方、遊びに夢中になるのはいいのですが少し注意もした方が・・・ 。
遊びに夢中でうっかり危険な生き物に近づいて触ってしまったり、咬まれたりしたら大変です。
そこで海開きを前に、危険な海辺の生き物たちをご紹介しようと思います。

クラゲ
クラゲといっても危険な毒を持つもハブクラゲから、人への影響は少ないミズクラゲなど、さまざまな種類のクラゲがいます。
海の中でどのクラゲが安全で、どのクラゲが危険かを見分けることはとても難しいことなので、クラゲを見つけた場合は近づかずにそっとしておきましょう。
特にお盆を過ぎると増え始めるので、お盆過ぎには注意が必要です。

ミノカサゴ
華やかな見た目は「私、毒持ってます」というアピールで、背びれなどに毒があります。
夜行性で昼間は岩場の陰にたりするので、岩場付近には注意が必要です。
ダイビング中に追い回したりすると向かってくることがあるで、追い回さないようにした方が良いでしょう。

ゴンズイ
海に棲むナマズの仲間で、日中は集団でかたまって泳いでいます。
背びれと胸びれに毒があり、死んでいても毒がなくならないので、もし死んでいて海中を漂っていても触らないでください。

ガンガゼ
このウニ、棘が長い。と思ったらそれはガンガゼです。
ウニの仲間でウニよりも棘が長く、その棘には毒があります。
間違っても取って食べようとはしないでください。

オニダルマオコゼ
背びれに毒腺があり、でこぼこした身体で岩に擬態してジッとしています。
また砂場でも半分ほど埋もれており、見つけることが困難なときもあります。
熱帯域の浅い海に生息していますが、近年の温暖化で本州でも確認されることがあり、年々その被害は増加しています。

アカエイ
浅い海に生息していて、尾の棘に毒を持っています。
普段は砂底に潜っていてわかりづらいです。
こちらから触りに行かなければエイの方から棘で刺しに行くことはまずないので、見つけたらそっとしておいてください。

ウツボ
有名な海のギャングです。何より危険なのは鋭い歯です。
また顎の力も強いので、咬まれるとかなりの怪我になることは間違いないでしょう。
アカエイ同様、こちらから近づいたり触ろうとしたりしなければ咬もうとはしてこないでしょう。
もしも鉢合わせしたらゆっくりと遠ざかっていけば大丈夫です。


海には紹介した生物以外にも危険な生物が数多くいます。
その中でも危険な生き物の方から好んで攻撃してくるような種類は少ないので、もし見つけたらそっとしておいてあげてください。
このことばかりに気をとられるとせっかくの海水浴が楽しめなくなってしまうので、頭の片隅に留めておいてもらえたら幸いです。

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