2012年09月05日
トリーター:杉田

ある日飼育員事務室で


一尾の魚を囲んで喧々囂々大騒ぎ。
図鑑をひっくり返して、インターネットで検索して、あれでもないこれでもない。

これ、実は意外とよくある風景です。

水族館には「珍しい魚」が持ち込まれることがあります。
懇意にしている漁師さんからだったり、一般のお客さまや釣り人の方からだったり。
一目見て「これはあれだよ」となれば一件落着ですが、見当がつかない、となるとこんな騒ぎとなるわけです。

先日、恒例の騒ぎが起こりました。
シラス網の漁師さんから持ち込まれた小さな魚。
よくよく見ると面白い形をしています。

ベテランのスタッフも見たことがないといいます。
わあわあと大騒ぎをしながら、とある魚のなかまの稚魚であることがわかりました。
わかったのはここまで。
種の同定までにはいたりません。大きく育ててみなければ。

小さな餌には食いつきましたので、このままなんとか育ててみたいものです。

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