2012年09月28日
トリーター:岩崎

今週のおすすめ


今週のおすすめは相模湾キッズ水槽です。

まずは新着生物のヒョウモンダコ
青や黄色の模様がとてもきれいで、おとなになっても 10cm程度の小型なタコです。
「きれいな花には刺がある」
とはよくいいますが、
「きれいなタコには毒がある!?」
とでもいいたくなるような猛毒の持ち主です。
唾液にフグ毒で有名な神経毒、テトロドトキシンが含まれているので、咬まれると大変危険です。
亜熱帯などの暖かい海を好むタコですが、近年相模湾でも確認されることがありますのでご注意ください。
興奮すると青いリング状の模様が浮かび上がってくることが特徴です。
海で見かけた際には絶対に手を触れないようにしてください!
ヒョウモンダコは 1番最後の水槽で、透明ケースに入れて展示しています。
ぜひご覧ください。

続いてご紹介するのはマツダイの幼魚《※》
おとなになると 70cmを超える暖かい海を好む大型魚ですが、幼魚は流れ藻や漂流物に付いて生活しています。
大きな鰭と鱗の感じが古代魚を思わせるような風貌ですが、水面近くで体を横にしたままほとんど動く姿を見ることがありません。
ところがこのマツダイ、餌を見つけると猛然とした勢いで襲いかかります。
「眼にも止まらぬ」といった感じのそのスピードは、幼魚でも迫力満点です。
水面近くに浮いている姿は木の葉そのもの。
見つけることがかなり難しいので、水槽の点検の際
「あれ!マツダイがいない!?」
と私たちトリーターも時々だまされるほどです。
マツダイの幼魚は下から 3番目の水槽で、水面近くに浮いている海藻の中にいることが多いです。
ぜひ探してみてください。

《※》マツダイの展示は 10月 1日で終了いたしました。

ヒョウモンダコヒョウモンダコマツダイの幼魚マツダイの幼魚

相模湾ゾーン

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