きのうから旬の水槽が、アナゴからイイダコに更新されました。展示の話は別の日にお話しするとして、きょうは採集のお話をします。

先日、人生初のイイダコ釣りに行ってまいりました。
入社した当初は釣った生き物を展示するの！？と衝撃を受けたものですが、網などですくうよりも擦れたりすることがないので、持ち帰って来た後も良い状態で飼育することができるのです。

釣れなかったら一分刈りというプレッシャーを背負っていざ出発！

らっきょうのような形の仕掛けを海に落とし、底に着いたらちょこちょこと動かしてイイダコを誘います。
イイダコが仕掛けに乗った時にちょっとだけ重たく感じるので引き上げます。
しばらくすると先輩の竿にアタリがありました。
ちゅーっと音を出しながら上がってきたイイダコは、仕掛けの白い部分にがっしりとしがみついており、とても元気そうです。
その後も断続的に釣り上げ、バケツの中では早速ケンカしてるタコ、隅でちっちゃくなっているタコ、水面ギリギリでへばりついているタコなど各自さまざまな動きを見せてくれています。
最終的には全部で26匹のイイダコを水族館に連れて帰ることができました。
ちなみに私の成績はトップの先輩の 1/ 2以下の 4匹でした・・・ ＾_＾；
飼育係歴が長い人ほど、多く釣った結果となりました。
長く飼育をしていると、海中の生き物の動きまで分かるのでしょうか。
さすがです。

今年も 1匹1匹が、タコならではユーモラスな動きを見せてくれることと思います。