2013年01月25日
トリーター:唐亀

おかしな おかしな おかしな なまコ


今月の 19日に真鶴の漁師さんから「白いナマコがとれたよ」と連絡をいただきました。
新江ノ島水族館が開館してから、数回白いマナマコが搬入されていました。
それらは本当に白くて、一目で「白いナマコ」と認識できたのですが、今回やってきたナマコの印象は正直「なにこれ」。

白い体色変異で有名なものは、カイウサギやマウスでおなじみの全身白色で目が赤いアルビノです。
今年の干支はヘビですが、天然記念物の岩国の白蛇もアオダイショウのアルビノです。
色を合成する 4つの色素を欠いているため、目の虹彩も色素がないために血液の色が透けて目が赤く見えるのです。
おそらく、今までの白いナマコはこのタイプだと思われます。

今回来たナマコはおそらくマナマコで合っていると思うのですが、色は確かに白っぽいのですが、微妙に青みがかかって、腹側には黄色っぽい部分がある、一風変わったものでした。
解りにくいかとは思いますが、ヒョウモントカゲモドキの品種のブリザードを思わせるような感じでしょうか。
何ともとらえづらいイメージのこのナマコ。
イイダコの水槽にひっそりとくらしています。
探してみてください。

マナマコマナマコ

相模湾ゾーン

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