2013年05月18日
トリーター:城戸

衣装チェンジ


フンボルトペンギンは、この時期から夏にかけて全身の羽を生え変える換羽をおこないます。
きょうはすでに換羽が始まった、「サン」と「ムーン」のようすをご紹介いたします。

ここ数年、“えのすい”で 2月、3月に生まれた幼鳥は、ゴールデンウィークが終わったこの頃に換羽を迎えています。

「ムーン」は 5月 5日に始まり、もう全て生え変わりました。
「サン」は 14日に始まり、背中のあたりとお腹のあたりだけ抜けています。
基本的に換羽は毎年おこないます。
成鳥は換羽を終えても、抜ける前と同じ模様になるだけです。
しかし、「サン」と「ムーン」のように幼鳥から成鳥へと模様が変わる換羽は、一生のうち一度しかありません。
お腹のゴマ模様はそのままですが、顔や胸の黒いラインは、換羽が終わって初めてわかるので、徐々にその模様が見えてくるようすは、ワクワクします。

「ムーン」は完全に成鳥と同じ模様ですが、「サン」はもう少しだけ羽がボサボサとしている時期が続きます。
また、新しい羽と古い羽では羽艶も見た目で分かるほど違うので、ぜひ“えのすい”に来た時は、その違いを見比べてみてください。

フンボルトペンギン「ムーン」フンボルトペンギン「ムーン」フンボルトペンギン「サン」フンボルトペンギン「サン」

ペンギン・アザラシ

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