2013年06月13日
トリーター:高田

アユの季節です。


相模湾に流れ込んでいる相模川では 6月がアユの解禁で、今、アユ釣りでにぎわっています。
特に雨上がりの翌日がねらいめです。

アユは寿命が 1年と短命な魚です。
一生 川で生活しているように見えますが、実は数か月は海で生活しているのです。
秋に川の中流で産卵を終えると親は弱って死んでしまいますが、ふ化した稚魚は 1年の始まりです。
稚魚は川を下り海に出て、波の穏やかな内湾で冬を越します。
江の島近辺でも稚魚を見ることがあります。
春になり海と川の水温が同じぐらいになると川をのぼりはじめ、川で生活するようになるのです。

天然アユと養殖アユの見分け方の一つに臭いがあります。
天然アユは石に付いた藻類を食べているのでとても良い香りがしますが、養殖アユは臭いがしないので、臭いで区別することができます。

ジャンプ水槽ではアユを展示しています。
このアユは養殖魚です。
配合飼料を食べているので、アユ特有の香りはしません。

アユアユ

相模湾ゾーン

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