2013年07月05日
トリーター:櫻井

甘い水

翌日、梅雨明けした7月6日の当館前翌日、梅雨明けした7月6日の当館前

梅雨は終わったのですか?
まだ続いているのでしょうか。
きのう、きょうとよく降りましたね。
おかげで補給水が汽水と化しています。

水族館は日本中さ、まざまな場所に立地していますが、海が目の前で、取水に困らないという恵まれた水族館ばかりではありません。我が新江ノ島水族館は、目の前の海、相模湾の恩恵を受けていますが、立地条件的に、近隣に川が多く雨の影響を受けやすいという一面もあります。

魚は意外と塩分の適応力があるので、魚種にはよりますが案外問題ありません。
しかし、クラゲやサンゴ、甲殻類など塩分の変化に弱い生物もいます。
そんな生物が収容されている水槽は、海水補給水(かけ流しの新鮮海水)を止めなければなりません。生物が調子を崩したり、最悪絶命してしまう場合もある為、この時期は特によく塩分のチェックをしなければなりません。
実習生さんはここ、よくメモしてレポートにまとめてください。

この時期、水族館ではちょっと注意が必要なんです。甘い水にご用心。

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