2013年08月07日
トリーター:笠川

今月の隠れキャラ

大きなヒメハナギンチャクから小さなヒメハナギンチャクが大きなヒメハナギンチャクから小さなヒメハナギンチャクが

あっ!?何、こいつ!?と思わず、微笑んでしまいそうな小さな隠れキャラ。見つけられたら嬉しいですよね。

今月のテーマ水槽はイソギンチャクです。
このテーマはシリーズもので、7月のテーマ水槽からテーマが続いています。
今年の“えのすい”の夏は、 7月 20日にクラゲの新展示がオープンして、まさに、クラゲ・クラゲ・クラゲなんです。
ということで、テーマ水槽もクラゲにちなんで、同じ刺胞動物の仲間として、7月のテーマ水槽はクラゲの仲間第 1弾としてサンゴ、そして 8月はその第 2弾としてイソギンチャクをご紹介しています。

さまざまな色、形、特徴をもったイソギンチャク、そしてイソギンチャクと関わり合いのある生き物たちを展示しています。
内容は、実際に見てもらって、今回は、その中で、気付かないとわからない、気づくとちょっと微笑ましい生き物を 2点お教えします。

ひとつは、ヒメハナギンチャク
一見、 3つのイソギンチャクがいるように見えますが、実は 4つなんです。
私もイソギンチャクを砂に埋めているときには気付かなかったのですが、しばらくすると、あら!?まぁ~とばかりに、中央にいる触手がピンクのイソギンチャクの棲管(自分の分泌した粘液でつくったもので、ハナギンチャクの仲間はその中にすむ。)から小さなイソギンチャクが!?
どうやら、予備水槽にいるときに、くっついてしまったようです。
いつも出てきている訳ではないので、見られたらラッキーです。

もうひとつが、ウメボシイソギンチャクの水槽に入っているホンヤドカリ
実は、何匹かがウメボシイソギンチャクを貝殻にくっつけています。
この種のヤドカリは特にイソギンチャクを貝殻につける訳ではないのですが、たまたまくっつきました。なんともかわいらしいです。
小さなホンヤドカリにつく小さなウメボシイソギンチャク。ぜひ、よく見て探してみてください。

このように、実は隠れキャラがいる水槽があります。
ぜひ、時間を忘れて、じっくり水槽をみてまわると、面白い発見ができるかもしれません。

テーマ水槽

RSS