2013年10月06日
トリーター:島森

歯は何本?!

ハナゴンドウ「ビーナ」ハナゴンドウ「ビーナ」

こんにちは、島森です。

先日ハナゴンドウの「ビーナ」の紹介をしたのですが、その「ビーナ」の口の中を覗いてビックリしたので、今回はイルカやクジラの「歯」のお話を書きますね。

“えのすい”には全部で 4種類のイルカやクジラの仲間がいます。

・水族館の中で一番多く飼育されている「バンドウイルカ」。
・体は大きく色は黒、口先が丸い「オキゴンドウ」。
・頭が丸く体が白っぽい「ハナゴンドウ」。
・体は小さく白と黒のツートンカラーの「カマイルカ」。

それぞれ種類によって主食となる餌や食べ方が違うので、歯の大きさや数、形が違っています。

みなさんはこの 4種類のイルカやクジラの中で、どの種類が一番歯の数が多いと思いますか?

それではここで、歯の数多いランキングの発表です。ジャジャン♪
1位 カマイルカ (上下合わせて約 120本)
2位 バンドウイルカ (上下合わせて約 80本)
3位 オキゴンドウ (上下合わせて約 40本)
4位 ハナゴンドウ (下顎に約 4~ 14本)

予想は当たりましたか?

ちなみに先日紹介した「ビーナ」の口の中を覗いてみたら、6本の歯がちょこんと下顎に生えていました。
そして、ハナゴンドウの歯は年を重ねると歯が欠けているか平らになっていることがあるそうなんですが、推定年齢 26歳の「ビーナ」の歯もすり減ってしまったのか平らになっていました。
「ビーナ」の場合、おもちゃを噛んで遊んでいたようで、それが原因ですり減っちゃったのかな?!

カマイルカやバンドウイルカは、主食となる小魚を捕まえやすいように小さな歯がたくさん生えていて、食べる時は噛まずに丸のみします。
オキゴンドウは、魚だけではなく小型のクジラ等を引きちぎって食べることもあるので、大きな歯が生えています。
ハナゴンドウは、イカを主食としているので下顎が細く、その下顎だけに歯が生えています。頭が丸いせいか、顎が大きく見えるんですが、実は上顎に比べると下顎は細いんですよ。

種類によって歯の大きさや形、数に違いがあるのはこんな理由があったからなんですね。
ぜひ、今度口の中を覗いてみてください(^^)♪

イルカショースタジアム

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