2014年02月28日
トリーター:杉村

メンダコチャレンジ 2014 その 2

みなさん、その2まで時間が空いてしまいました。
中には、その後のメンダコは・・・という方がいた?・・・かもしれません。
すみません。

きょうで、飼育開始からあっという間に 15日が経ちました。
現在、なんとまだ 3個体のメンダコが 15日目を迎えています。
おととしまでの 1~ 3日間という飼育日数からすれば信じられません。
(・・・といいつつも裏ではいろいろと試行錯誤した結果だとは思いますが・・・)
しかもそのうちの 1個体が、前回に続き餌を食べました。
短い腕を使って、餌を口へ運んでいきます。
タコですねぇ~。
このメンダコチャレンジは、着々と前へ進んでいるようです。

やはり、飼育係として餌を食べて生物が水槽で生きてこそ飼育であることにこだわります。
餌を食べなくては、生物はいつかは死んでしまいます。
・・・これは当然ですよね。
生物の種類や環境によって、餌の量や種類、間隔はまちまちですので、生態が分からない生物については、いつでも苦労します。
どんな飼育係でも一番の悩みどころです。
ですから、今回もまだ 1個体ですが餌を食べてくれたことはとても嬉しいです。
でもまだ、2個体は食べていないのでまだまだ気を抜けません。

メンダコたちは、相変わらず水底でベタッとスライムみたいにしています。
連日多くのみなさんがメンダコ水槽を覗いてくれています。
(そんなみなさんのようすを見て、私は思わずニヤッとしてしまいます。)
やっぱりメンダコが泳いでいる姿があまりに印象的なので、つまらないと思われてしまわれないかと心配です。
メンダコはやっぱり動きの少ない深海生物だったのですね。
あまり動かないようですが、実はよく見ているとジワジワ水底を這って移動しているんですよ。
お時間がありましたら、じっくり観てください。

ということで、あまりまとまりのない近況報告ですみません。
まだ、メンダコを観ていないというみなさん、ぜひこの機会に“えのすい”のメンダコに会いに来てください。
お待ちしています!!

画像:水槽が暗くしてありますので、観にくいですがベタッとしているのが分かりますか?

バックナンバー
2014/ 02/ 15 メンダコチャレンジ 2014 その 1

※展示は終了しました。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

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